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  • 妥協で始まる恋なんて、恋じゃない。長年の友人関係に終止符を打った夜



    翌週、恭介は車でお台場に向かっていた。

    この日、小夜子が「お台場海浜公園で撮影がある」と言っていたので、彼女をお台場でピックアップし、その後ドライブしようと誘っていたのだ。

    撮影が終わり、小夜子が恭介の車に気づき手を振りながら近づいてくる。今日は赤いリップをくっきりと塗っており、この間よりさらにセクシーな雰囲気で恭介はドキリとした。

    そして彼女が助手席に乗り込んだ瞬間、以前会った時とは違う香りがふわりとした。

    「あれ?この香り……」

    フェミニンなジャスミンとゴージャスなピオニーペタルのフローラルに包まれ、うっとりするようなムスクの香りだ。

    恭介が驚いて目を見開くと、小夜子はこう言った。

    「恭介さんがつけていた『ヴェルサーチ エロス』、すごくいい香りだったから忘れられなくて。女性用があるって教えてくれたから、私も欲しくなってお店で探したの」

    恥ずかしそうに言う彼女が、とても可愛らしかった。自分で思う以上に、小夜子も自分を気に入ってくれているのかもしれない。

    小夜子が語る、「香りと恋の“相乗効果”」とは?


    小夜子は『ヴェルサーチ エロス フェム』をつけながら、昨晩のお台場でのデートを思い出していた。

    バーで恭介と出会ったときは、男性とお酒を楽しく飲む、いつもの一夜だと思っていた。発展性のある関係性など、特に望んでいなかったのだ。

    それに、ずっと友人だったモデル仲間の亮に告白されたばかりだった。長年の友人で、かつ同業。恋愛としての盛り上がりには欠けるが、断る理由もない。

    「友だちから始まる恋愛も、悪くないのかもしれない」と思っていたものの、今一歩亮との関係には踏みきれなかった。

    そんなときに出会ったのが、恭介だった。

    見た目にも経済的にも申し分ない男性と出会い、それなりに気が合い、盛り上がる。そんなことはもう何度も経験しているが、恭介のことはなぜか記憶に焼き付いて離れない。

    それは、きっと「香り」のせいだ。視覚や聴覚より、香りは人の記憶に鮮明に残る。

    その香りが忘れられず、小夜子は彼に教えてもらった『ヴェルサーチ エロス フェム』を手に入れたのだ。


    そしてこれは思いもよらぬ効果だったが、『ヴェルサーチ エロス フェム』の香りをまとうようになってから、今まで以上に男性に声をかけられることが増えた。小夜子が恭介に惹かれたように、男性たちもこの香りに引き寄せられたのかもしれない。

    恭介と2人でドライブした翌日の夜、小夜子は亮からの告白を正式に断った。

    「断る理由がない」から付き合うのは、妥協でしかない。いくら長年の友人とは言え、この気持ちはきっと「恋」じゃないのだ。

    恭介と出会い、小夜子は本当の気持ちにようやく気づくことができた。

    長年の友人に最初から「素」を見せられる恋愛も、悪くない。しかし恋というのは、やはり心揺さぶられる特別な感情であってほしい。

    恭介と小夜子の恋を盛り上げたのは、間違いなく「香り」だった。普段と違う香りをまとうことは、人を引き付けるだけでなく、自分の恋のボルテージを一気に上げる。

    誰だって、”あと少しの自信”を身にまとえば、これから待つひと夏の恋が、恭介と小夜子のように何かに変わるかもしれない。

    -Fin.

    恭介が使った香水はこちら
    小夜子が使った香水はこちら


    ヴェルサーチ エロス オーデトワレ
    30mL 5,300円 50mL 7,900円 100mL 10,500円 (本体価格)
    ヴェルサーチ エロス フェム オーデパルファム
    30mL 8,500円 50mL 12,000円 100mL 本体 16,000円 (本体価格)
    ヴェルサーチ エロス フェム オーデトワレ
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    インターモード川辺 フレグランス本部
    TEL: 0120-000-599
    http://www.kawabe.co.jp/fragrance.html

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