結婚維持活動 Vol.2

子供を持ちたい夫 vs 持ちたくない妻。結婚維持活動の妥結点とは?

自分の意見をハッキリ言いすぎるのは否?


彼女、本当に自分の意見がある女性なんですよ。

結婚当初から「子供は好きじゃないから、作らないよ。」とずっと釘を刺されていましたし。

その時は、こんないい女を逃したらバカだろ、って思ってとりあえず僕も意見を合わせてたんですけど。

あの時は自分が父親になる姿なんて、想像できなかったですしね。

でもやっぱり、周りのやつがどんどん父親になってくのを見てると、いろいろ思うところが出てきまして。

1番堪えたのは、弟に子供ができたときでしょうかね。

僕は3人兄弟の次男だし、田舎でも別に跡継ぎとかではないんですけど、自分の弟に先を越されるっていうのが、兄としては結構、精神的にキツかった。

うちの親はおおらかですが古風な人間なんで、妻と田舎に帰省したりするとそれとなく子供の話とかを出しちゃうんですよね。いや、悪気とかは全くないんです、うちのお袋は。

そもそも子供のこと聞くのなんて、別に普通ですよね?


でも、いずみってそういう時、すぐ顔に出るんです。

僕の親に対してムスッとした態度とっただけじゃなく、東京に帰ってからもものすごい剣幕で責め立ててきたんですよ。

「なんであの時カバーしてくれなかったの?!」って。子供を持たないのは、2人で決めたことじゃないか、って。

まぁその通りではあるので、仕方なく聞いていたんですけど。自分の中では、色々と溜まっていきました。

その後も、例えば部屋の中が凄く荒れてきたりするじゃないですか。

そういう時、自分としては、なんで子供もいないのに部屋がこんなに荒れてるんだよ、って思うわけです。

自慢じゃないですけど、僕の家は田舎ということもあってかなり広いのに、お袋は子供3人を育てながらも常に家を綺麗にしてました。

フルタイムの仕事は大変ですけど、子供3人育てるのも同じ負荷だろうと思うんですよ。

だから、それくらいできないのかってぽろっと言ったらもう、ヒステリーを起こしてしまって。

本人は論理的に、理路整然と喋ってるつもりなんでしょうけど、なんか、自分で作ったチャートみたいな資料見せつけられて、嫌なら家政婦雇えとか、ひどく感情的になってましたね。

あの時が、1番酷い喧嘩だったと思います。

その後はとりあえず、適当な飲み屋の女の子と遊んでなんとか怒りを抑えましたけど。

それ以来、自分はなんで結婚し続けているんだろう、子供もいないのに…って思うことが増えましたね。

いずみは、いくら美人とはいえ言い方もかなりキツイし、価値観も微妙にズレてきて。多分、僕が守ってやらなくても生きていけるんじゃないかな、と。

美人でもなく稼いでこなくてもいいから、普通に若くて子供産んでくれる女性と結婚した方が良かったんじゃないか、と思ったことも1度や2度ではありません。

何より、兄貴ならともかく、弟ができてることを僕ができないっていうのが癪でしたね。お袋にも、やっぱり聡の子供も見たい、って言われてましたし。

当時はかなり真剣に、いや、本気で離婚を考えていました。

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