カレー好きほどハマるビリヤニ!? 別名インド風炊き込みごはんが美味すぎる店3選

ここ最近、ビリヤニというインド料理がジワジワ来ている。これは端的に言うと、インド料理版炊き込みごはん。しかし、実のところルーツは中東。イスラムの料理が、南アジアに広がり現在の形になったとか。

日本ビリヤニ協会会長のビリヤニ太郎さんによると「インドやパキスタン、中央アジアなど食べられている範囲が広い分、作り方も味もさまざま。共通するのは、鼻に抜けるスパイスを楽しむ料理だということ。途中で添えられたライタ(ヨーグルトのサラダ)で、味を変えるのもおすすめ」とのこと。

今回はそんなビリヤニ自慢の3軒をご紹介! 未体験の方は、早めに味わってみよう。

香り高いバスマティライスは、ぱらぱら&しっとりの絶妙な炊き加減。中からごろりと現れる柔らかい骨付きチキンも絶品だ。ライタのほか、スパイスの効いたチキンのスープが付いてくる。土曜日限定、10食のみ。¥1,690

曜日限定、名シェフの逸品!「ハイデラバード ダム ビリヤニ」
『Andhra Dining GINZA』

銀座

ビリヤニの聖地とされる、南インドの街・ハイデラバード。かの地の伝統的な、しかし手間のかかる調理法にこだわり、土曜日限定でビリヤニを提供するのが『アーンドラ・ダイニング』だ。

この道40年というシェフのラマナイヤ氏は、現地の名だたる5つ星ホテルの厨房を経て来日、インド料理ラバーにはおなじみの名店・京橋『ダバ インディア』初代料理長としても腕を振るったザ・重鎮。

スパイスペーストにじっくり漬け込んだ骨付きチキンとバスマティライスを重ね、大鍋で炊き上げる。全行程で5時間はかかるという大作。チキンの骨から出るうまみも、ライスがしっかりと受け止める

そんな氏自身が胸を張るビリヤニは、香り、辛さ、塩味の華麗なる黄金比が特徴だ。上品かつ奥深い匠のスパイス使いに、全身全霊で酔うべし!

ちなみにこちら、2016年から連続でミシュランの星も獲得。サービススタッフの布陣もばっちりで、デートには心強いかぎりだ。

ライスは事前に、スパイス、オイル、たっぷりのジンジャーペーストと一緒に7分炊きに。このスパイスのダブル使いが、奥行きのある香りを生み出す理由

銀座らしい小綺麗な店内。ビリヤニは土曜限定だが、事前の予約で別の日に用意することも可能

香りに圧倒されながら食べ進めるうち、じわじわと汗が噴き出てくる。ディナータイムでは¥1,855。16:00までのランチだと、ライタとサラダが付いて¥1,235とリーズナブル。ラムのほか、チキンや野菜のビリヤニも

32種のスパイスが鮮烈に香る「ラム ビリヤニ」
『Khan kebab biryani』

銀座

店内で名乗るほどビリヤニ推しのこちら。当然のごとく看板メニューのビリヤニは、生のコリアンダーやミントが乗り、ホールスパイスがごろごろ入った豪華版。

カラフルでグラマーな見た目にも、食欲を刺激される。使用するスパイスは、ホール、パウダー合わせて実に32種。口に入れるや否や香りがスパーク、ときに軽やかに、ときに重厚に、めくるめくアロマの交響曲が奏でられる。ビリヤニもライタもこれでもか!な大盛り。

『アーンドラ・ダイニング』同様、こちらも骨付き肉を使用。一度に5kg以上を一気に炊き上げて作る。付け合わせのライタにも、大きめにカットしたフレッシュな野菜がふんだんに。一品料理並みのボリューム感だ

さらにファンの間では、インドのクラッカー〝パパド〞やカレーなど、店からのサービス(これまたたっぷり)が登場することでも有名だ。気付けば、店内は満足そうにお腹をさする人があちこちに。この幸せ指数の高さ、癖になりそう!

博品館のビルの上階という、穴場的立地に佇む

オーナーはインド出身。日本に安くておいしいビリヤニがないことにショックを受けたことが、店を始めたきっかけだそう。現在は品川、六本木、上野に系列店が存在

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