靴と東京と私 Vol.10

定番ルブタンしか持ってないのは、真の港区女子じゃない。靴で判別する港区女子ランク

いつの時代も、靴が女性を素敵な場所へと誘う。

どんな靴を履くのか。そこに女性の今後の人生に対する、強い意思が宿る。

2017年の東京を歩きゆく女たち。

彼女たちは、人生のパートナーとして、どのブランドの靴を選ぶのか。

靴と東京と私。靴なしでは、女の人生は語れない。


【クリスチャン ルブタンを履く女】

名前:麻耶
年齢:28歳
職業:自営業
住まい:麻布十番
好きな店:『飄香 麻布十番本店』『土佐料理 桂浜』

港区女子の友情の真意


—今日の食事会、銀座だって。遠くない?

ホットヨガのクラスが終わり携帯を見ると、友人の咲子からLINEが入っていた。

—確かに、ちょっと遠いね。港区界隈で開催してくれればいいのに。

岩盤浴の上で行うヨガでかいた汗を拭きながら、返信を打つ。行くか行かないかはお店次第かな、と思いながら咲子の返事を待ってみる。

咲子は家賃30万の六本木のマンションに住んでおり、自称タレントだ。しかし顔は“そこそこ”可愛いが格段に目を引くほどでもなく、タレントとしては全くの無名である。

大した仕事をしていないにも関わらず、その派手な暮らしぶりを見ていると、陰に港区おじさんが存在することは一目瞭然だった。

「麻耶も私も100点満点中75点くらい。」

ふと、前に咲子から言われた言葉を思い出す。東京で生きる女子として、私たちは確かにこれくらいの点数が妥当だろう。

自分一人では100点は目指せない。しかし75点同士が一緒にいることで、女の価値は掛け算され、倍になる。

多分、私も咲子も同じような魂胆で一緒にいる。類は友を呼ぶというように、私たちは考え方も、価値観もよく似ていた。

—麻耶、お店は『ティエリー・マルクス』だって。それなら行くよね?

『ティエリー・マルクス』は、銀座にできた話題のお店。ずっと、気になっていた。

—もちろん!後ほどね☺

港区女子にとって銀座は遠征となるが、お店次第で喜んで遠征する。

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