私、美人じゃないのにモテるんです。 Vol.2

出しゃばる美人はモテない!!「沈黙は金なり」の、モテる女の食事会のお作法

―美人じゃないのに、なぜかモテる。

あなたの周りに少なからず、そういう女性はいないだろうか?

引き立て役だと思って連れて行った食事会で、全てを持って行かれる。他の女性がいないかのように、彼女の周りだけ盛り上がる。

「クラスで3番目に可愛い」と言われる化粧品会社勤務・莉乃(27)も、まさにそんな女だった。

外資コンサルタントとの食事会では特に目立たなかった莉乃。一方、魅力を存分に発揮した自信がある陽菜。結果やいかに…?


「なんであの子がモテるの?」怒りにふるえる美女・陽菜


「納得、いかない…」

スマホを握りしめ、吐き捨てるように陽菜はつぶやいた。

外資コンサルとのお食事会。美人で英語も話せる陽菜は、女性陣の中では断トツなはずだった。

―なぜ、莉乃なの?

怒りに任せて、ベッドにスマホを投げつける。

すぐにでも個別の連絡が来ると思っていた陽菜だが、半日経ってもスマホは一向に鳴らない。真央をつかまえて聞いたところ、莉乃には全員から次のお誘いが来ていたそうだ。

―あの子、最初から気にくわなかった。

遠慮がちに見てくる、冴えない顔つき。こちらを見透かすような、妙にきらきらした瞳。

こういう謙虚に見える女こそ、黒目の奥で人を観察して綿密な計算をしている、と本能的に感じた。

―虫も殺さないような顔して…。モテるから嫌いなんじゃない。そのしたたかさが、嫌いなのよ。

これは決して嫉妬じゃない。嫌悪だ。陽菜は自分にそう言い聞かせて、唇を強く噛んだ。

【私、美人じゃないのにモテるんです。】の記事一覧

もどる
すすむ

おすすめ記事

もどる
すすむ

東京カレンダーショッピング

もどる
すすむ

ロングヒット記事

もどる
すすむ
Appstore logo Googleplay logo