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私、港区女子になれない Vol.4

私、港区女子になれない:結局男が選ぶのは、港区女子にあって高学歴女にない賢さ

頑張った先に、幸せはあるの―?

慶應義塾大学を卒業し、大手広告代理店で働く篠田涼子は、30歳の誕生日までに自分で稼いだお金でバーキンを買うことを目標にしている。

しかし、男の愛を利用して生きる女・香奈が、男からバーキンをプレゼントされたのを知って心がざわつく

一方香奈も、2年間不倫関係にあった倉田の嘘を知ってしまう。

傷心する香奈。しかし、慶應内部生のお坊ちゃん・洋輔からアプローチを受けてまんざらでもない様子…?


愛ってなんですか?


―愛ってなんだろう。

1人で居るにはあまりに広すぎるリビングで、香奈はそんなことをぼんやりと考えている。

男に愛されて生きるのが、女の幸せ。

ずっとそう信じて生きてきたが、「愛される」とはどういうことを言うのだろう。焦点の合わない目で部屋を見渡すと、遠く、ソファの上......


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私、港区女子になれない

港区女子。

それは“女”としての魅力を最大限に利用し、したたかに生きる女たち。

しかし東京にはもちろん、こんな女性たちばかりではない。
高学歴やキャリアを武器に、自立して生きる女性たちも少なくない。

彼女たちは港区女子に反発しながら、口を揃えてこう言う。

「私、港区女子になれない」

慶應義塾大学卒、大手広告代理店勤務の篠田涼子(29)もそのうちの一人。
彼女の目の前に、港区女子・香奈が現れ、改めて自身の生き方を問う。

涼子は果たして、香奈より幸せになれるのか?

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