東京プレイリスト Vol.6

ハゲても、70歳になっても、愛するわ。結婚式の新定番曲でプロポーズ

音楽はいつだって、私たちの人生を彩る舞台装置だ。

思い出がフラッシュバックする、懐かしのメロディ。
まるで自分の歌のように、心に突き刺す歌詞。

だれにだってそんな経験、きっとあるはず。

例えば普段聞き慣れた音楽たちを基に、
東京の恋愛模様のワンシーンを切り取ってみたら…

これはいわば、「読む」音楽。

物語の主人公は、東カレなライフスタイルを送る、
他ならぬあなた自身かもしれません。

we found love right where we are
僕たちはここに、愛を見つけた

結婚1周年の記念日に、妻にプロポーズをする決意をした。

と言ったら、少しおかしいだろうか。


彼女と結婚してから、今日で1年が経つ。
出会いはもう8年前。これだけの月日の中で、彼女と僕の関係性は形を変え続けてきた。

彼女になって元カノになり
他人になって元サヤになり
昨年ついに、妻となった。

彼女との結婚という結論は、1年経った今も全く間違いではなかったと確信している。だが、ひとつだけ気がかりなことがあった。

肝心のプロポーズが、まだだったのだ。

8年という月日がもたらす、二人の信頼関係と馴れ合いの中で結婚の話は自然と進み、僕はプロポーズから逃げていた。

I just keep on making the same mistakes
それなのに僕は、同じ過ちばかり繰り返してしまう

結婚1年目のプロポーズ、シナリオは完璧だ。

妻を誘い出し、駅で待ち合わせをして、素敵なレストランへ。

デザートのタイミングで、僕がケーキを持って彼女の前に現れ、プロポーズする。ベタではあるが、サプライズ初心者の僕にとっては最大限の演出だ。

それなのに、といおうか、こんな時に限って、といおうか。

昨夜、派手に大げんかをしてしまった。

きっかけは些細なこと。
家に帰ると彼女がリビングで寝ていたので、寝室まで連れて行こうとしたらケンカになったのだ。

「あなたの帰りを待って、リビングで寝てただけのに!」

「いや、風邪引くかなと思って」

「なにそれ?私がだらしないみたいな言い方!」

僕は時々、こうやって意図せず彼女の神経を逆撫でしてしまう。

ああ。女って、どうしてこうも面倒くさいのだろう。
せっかく盛り上がっていた僕のプロポーズムードは、だだ下がりだった。

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