慶應内格差 Vol.3

慶應内格差:幼稚舎出身のスーパーお嬢様を巡る、普通部男子とNY高男の冒険?

慶應義塾大学内には、他大学からは決して窺い知れない“格差”がある。それは、大学入学に至るまで、どのような経路を辿ってきたかという格差だ。

比率的には、大学受験を経て入学した「外部生」が圧倒的に多いが、貴族的な小学校といわれる「幼稚舎」から、中学は男子校の「普通部」と共学の「中等部」、「SFC」がある。

高校は男子校である「慶應義塾高」、埼玉にある「志木高」、女子校である「慶應義塾女子」、共学である「SFC」、そして「NY高」と高校の内部生は5つに出自が分かれる。

女子高出身の仲良し三人組、沙羅、栞、早希子の通称「3S」がそれぞれ感じた“慶應内格差”をお送りする。

初回は女子高出身の沙羅が想いを寄せた男は、どんなに背伸びしても所詮は外部生だったという話、前回は女子アナ栞が幼稚舎出身の男を前に敗れ去った話をお届けした。

今週は?


絵に描いたようなお嬢様。早希子。

幼稚舎、中等部、女子高とエスカレート。大学では文学部に進み、就活はせず、今は父親が経営する会社で名ばかりの秘書をしている。

黒髪、大きな目に長い睫毛。ハーフにも見える綺麗な顔立ちをしている。そのハッキリとした顔立ちとは裏腹に、おっとりとした性格で滅多に感情的にならない。

沙羅や栞に比べて、男性に対するリクエストも少なく、全て決めてくれるリード系男子がタイプ。たまに発するワガママが男心をくすぐる。

3S(スリー・エス)からは

「早希子はその気にさせるのがうまい。」

と言われる。意識はしていないが、彼氏は途絶えたことがほぼなかった。

表参道交差点みずほ銀行前19:30。待ち合わせの人々で混雑する時間帯。早希子の元へ、良輔が額に汗を浮かべながらやってきた。

「ごめん!待たせた!先輩に捕まって!」

身長は180cmほど、焼けた肌。
普通部、塾高、大学とずっと野球部のエースで、今は総合商社に勤めている。

いつも優しくて何でも合わせてくれる。一緒にいても気が楽で、定期的に2人でご飯に行く関係が、学生時代から続いている。

幼稚舎男子以外で一番仲の良い男友達だった。
少なくとも早希子は友達としか考えていなかった。

告白される時までは。

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