「恋愛は二の次」と言う彼女の職業は、秘書で編集者でモデルでネイリストだった!

深みのある男性と過ごしてきたあんずさんだけに、ワイワイしているような飲み会や合コンに顔を出すことはほとんどないのだそう。六本木、麻布、表参道あたりで飲むことはあるものの、お酒を飲んで乱れることもないのだとか。

「人と一緒にいるとあんまり酔わないんです。乱れているところを見られるが好きじゃないんでしょうね。そのかわり、例えばデートで相手と別れたあとに、急に酔いが回ってフラフラしちゃうことはあります(笑)」

気の置けない相手と一緒に飲んでもそんな感じなの?

「そこはデレデレしちゃいますね。ひざまくらをしてもらうのが好きだし、頭を撫でてもらいたい。甘えるような人に見られないから、『そういうこともするんだ!』っていつも驚かれます」

クール系メイクでキメたあんずさんに、“素顔のままで”的にトロンとした目で甘えられたら……。

「あはは。私ってすっぴんが童顔なんですよ」

おおおっ! 余計見たくなるじゃないですか!

「だからメイクもファッションも中途半端で出かけることが好きじゃないんでしょうね。いつも完璧でありたい自分がいるというか」

なるほど。完璧であるために、理想としている女性もいたりするものなの?

「そうですね、峰不二子!」

『ルパン三世』の、あの不二子ちゃん!?

「昔からずっと憧れなんです。なんだろう、女としておしゃれだし、品もあるし強いし」

まあ、アニメだから……という野暮なツッコミは自制して、こちらは「聞き役」に徹することに。

「峰不二子って自由奔放だけど、離れていく男っていないじゃないですか?」

言われてみると、確かにそうかも……。

「男からしてみたら自分勝手に見えるけど、どこかでみんな虜になっちゃってるんですよね。でも、彼女はルパン一筋というか、ルパンを信頼しまくっているあたりが惹かれるし」

うんうん……。

「ルパンが何回か他の女の子に手を出したことがありましたよね? そういうときって峰不二子は嫉妬するんですよ。『あなたがあっちにいったからでしょ?』ってサラッと言っちゃう。そこがまたかわいくて! それにーー」

「理想の女性は?」というひょんな質問に端を発して、あんずちゃんの峰不二子トークは終電間際まで続いたわけで……。才女のすっぴんは見られなかったものの、初対面ながらその素顔のさらに奥にあるキュートな一面を垣間見られた夜でありました。

“初対面でテッパンの質問とは「理想の女性は?」である”。ここに格言生まれたり。

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