食べログ3.2以下でも間違いなく名店! Vol.15

深夜でも美食にありつける、食べログ3.2以下の名店4選

カウンターの中で店主が鍋を振る姿が見えるのも醍醐味

カウンター主体のいつも賑わっている人気店
『十六公厘』3.18点

神楽坂

“ジュウ ロクミリ”という店名の由来は、一番の名物「腸詰め」を作る際に使うミンサーの穴の直径が「16mm」だから。そう、まさに腸詰無くしては語れないバーがここにある。

中華の名店『希須林』で長年腕を振るってきた店主の料理は全て手作り。日替わりメニューが黒板にはずらりと並んでいるのだが、定番の自家製腸詰やシュウマイはレギュラーで愉しめる。

16mmというと粗挽きが絶妙な「自家製腸詰」

16mmというとかなりの粗挽きの腸詰は、噛んだとたんに肉の存在感と香り高い脂が溶け出す、至福の瞬間が味わえる。薬味として添えられたネギやニンニク、パクチーや自家製の味噌と一緒に食べれば、ビールや紹興酒にぴったりのつまみだ。

さらにブリッとした食感の「シュウマイ」を頼めば、あまりのジューシさに白米を頼みたくなる。しかし麺もなければ飯も置いていない中華飲み屋。

一風変わったコンセプトに訪れる客は、純粋に料理と酒だけを愉しんでいる。今夜もここを愛する常連客が、夜な夜な集まってくるに違いない。

※こちらの店舗は『よるのKITCHEN』と店名を変え、リニューアルしております。掲載情報はリニューアル前の情報です。

「ほぐした鴨コンフィと自家製ソーセージ旬野菜ソテー」1,600円

深夜まで手の込んだ逸品がオーダーできる
『夜食屋275』3.10点

白金

木肌が優しい8名掛けの大きなテーブルと2席のカウンターからなる小さなレストラン。

手を掛けた極上の肉料理、たとえば「ほぐした鴨コンフィと自家製ソーセージ旬野菜ソテー」(1,600円)など、メインディッシュもほぼすべて1,000円台という価格設定も実に良心的だ。

壁一面の黒板に書かれたメニューは、旬魚のカルパッチョやフリット、串焼き肉やキッシュなど手軽につまめる皿が中心。ワインは、シェルフに並ぶ空ボトルをリスト代わりに注文する。何を食べよう、何を飲もうかと顔を上げるたびにゲスト同士の視線が交錯。自ずと会話が生まれる。

ビストロでもバールでもなく、夜食屋という名が相応しい和やかな雰囲気。5名31,500円~の貸し切りは、シェフズテーブルのようで贅沢

ビストロでもバールでもなく、夜食屋という名が相応しい和やかな雰囲気で、5名31,500円~の貸し切りも可能。シェフズテーブルのようで贅沢な空間が味わえる。

店主の庄司久志氏は「お客さんの顔を見ながら料理するのがこんなに愉しいとは」と話してくれた。店主の表情と連夜賑わう店内を見ていると、ここから何かが始まりそうな気がしてくる。

カジュアルでありながら、本格的なメニューがお客さん全員が帰る深夜まで味わえる貴重なアドレスは、覚えておいて損はない。

※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。

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