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  • 仕事の壁にぶつかる商社マン誠一。彼を目覚めさせたプレミアムなデートの全貌とは?!

    久々のゴルフデート。仕事の緊張から解放される日曜日、AM6:30


    真理にゴルフを提案された翌週の週末、先月納車された新ブランド、Audi SportのAudi RS 7 Sportbackに乗って、彼女と千葉の『ブリストルヒル ゴルフクラブ』へ行くことにした。


    駐車場に下り、二人分のゴルフバッグを乗せれば準備は完了だ。シートに身体を預けハンドルを握ると、誠一は忘れかけていた静かな高揚感を覚えた。このクルマが持つ優雅なキャビンと圧倒的なプレミアム感を、全身で感じながらアクセルを踏む。隣に座る真理も、今日のラウンドを楽しみにしている。


    マンションを出発。いつもと違う景色に出会える、AM7:00の六本木通り


    マンションの駐車場を出て、青山通りから骨董通りに入った。しばらく走っていると、「あ、あのレストラン美味しかったってミオが言ってたとこだ」と真理が窓の外を指さす。

    彼女の楽しそうな笑顔、街中でも加速の良さを感じさせるクルマ。それらによって、誠一は今日のドライブとゴルフへの期待を高めていた。

    六本木通りから、六本木ヒルズ前の交差点を麻布十番方面へと向かう。早朝7時の、まだ車がほとんど通っていない道路は、見慣れた景色を新鮮なものにしてくれる。

    「なんかこのクルマってオシャレだよね」

    クルマに興味のない真理が、珍しくそんな事を言った。

    「シートのレザーは滑らかだし、インテリアも高級感があって、大人のための上質なスポーツカーっていうイメージ。」

    そう言って笑顔で誠一の顔を覗き込む。


    力強い走りと女性も満足するスタイリッシュさは、まるで誠一が思い描く”理想の男”である。



    二人を乗せたクルマは首都高に乗り、東京湾アクアラインを目指す。アクセルを踏むと弾けるように加速し、身体がシートに吸いつく。爽快でストレスフリーの走り心地を全身で感じて、誠一はプレッシャーから解放されていく自分を感じた。

    「うわー綺麗!気持ちいいね~」

    長いトンネルを抜けると、真理が大きな声を出す。真理の横顔の奥では東京湾の水面が、太陽に照らされキラキラと輝き、彼女をより綺麗にみせていた。


    ツーサムでのプレーをスタート。眩しいほど、彼女の笑顔が輝くAM9:00


    ゴルフ場に着きブッフェで朝食をとった後、早速プレー開始だ。今回は勝負事が好きな真理の希望で、二人でスコアを競う事にした。真理はハンデを嫌がったが、少しだけつけることで話は落ち着いた。

    正午前に前半のハーフを終え、『AWkitchen22』でランチを堪能する。真理はここでのランチも楽しみだったようで、本当に幸せそうな顔でサラダとパスタを頬張っている。

    勝負はやはり誠一がリードしているが、真理は午後で追いつく算段らしい。

    「勝負はまだまだ分からないんだからね。」
    「今日は自信たっぷりだな。でも確かに、格段に腕をあげてるよな」
    「でしょ~」

    そう言って、彼女は笑う。そんな勝気な所も、誠一が好きな所だ。だがゴルフの腕に自信のある誠一は内心では焦っていた。真理が想像以上に腕を上げているのだ。

    真理だってそんなに練習をしているわけでもないはずなのに、彼女の成長ペースには目を見張るものがある。

    ―午後からはもっと飛距離が伸ばせるよう思いっきりやらねば―

    そう思い午後のプレーを始めたが、真理のスコアはじわじわと誠一ににじり寄ってくる。誠一にも焦りの色が出始めた頃、真理がぽつりと言った。

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