美女ドライブ Vol.2

友達以上恋人未満。BMWラバーな若手社長と後輩女子のビタースイートな土曜19時

高級車と美女。

コインの表裏のように互いに無くしては語れない極上のコンビネーションは、いつの時代も我々の心を掴んで離さない。

男であれば、人生で一度は乗ってみたい高級車。妄想と呼ばれてもいい…高級車と美女の二兎を得た東京ライフとはどんなものだろうか。

車中で東京の男たちが織りなす、魅惑の美女たちとの今宵の駆け引き。Episode 1では、ランボルギーニオーナーの秀樹と小悪魔なまゆの金曜深夜のドライブデートをお送りした。

Episode 2では、大学の後輩・菜月と裕太のBMW i8ドライブデートを覗いてみよう。


「土曜19:00から外苑前でラグビー観ない?」後輩の菜月を誘う


今年も社会人ラグビーのトップリーグシーズンが開幕し、週末の外苑前の秩父宮ラグビー場は家族連れや血気盛んな男たちのグループで沸き立っていた。

出張で行けなくなったからと、商社勤めの友達からラグビーリーグの試合チケットを譲りうけ、菜月を誘ったのは数日前のことだった。


「えっ…! こんなの恥ずかしくて乗れないんだけど!」

前の用事を終えた菜月を迎えに行くと、裕太が乗りつけたBMW i8を見るなり、菜月は電話越しに恥ずかしそうにそう言い放った。菜月が立つ道路脇に車を停め、裕太はフロントガラス越しに手を広げてちょっと待っての合図を送る。

「この車、外から誰かが開けないと閉めづらいから。一度後ろ向きに座ってから足を中に入れてね」

菜月は不慣れな様子で恐る恐る車に乗り込む。

「BMWでこんな車あるんだね。このドアの開き方、『バック・トゥー・ザ・フューチャー』のデロリアンみたい(笑)」


2個下の菜月とは、大学3年の頃からの付き合いになるだろうか。きっかけは、親友が当時付き合っていた彼女が開催したお食事会だった。

今は腐れ縁と言っても過言でなく、社会人になってからも付かず離れずの関係が続いている。2人とも地元が福岡であることが分かり、話をし始めるなりすぐ親近感が湧いたのを覚えている。最近は予定が合わず合う回数も減ったが、妹のように可愛がっているのに変わりはない。

大学時代、裕太は持ち前の人脈の広さと開拓力を強みに、先輩と共同で芸能事務所を設立。卒業後は、そのまま創業メンバーとして先輩をサポートしてきた。

当初は仲間の結束力は強かったが、月日が経てば自然と方向性も変わり、会社を離れていく者もいた。事業を拡大することに没頭し、一息つく間もなく仕事に没頭してきたのだった。


そんな自分を昔からよく知る菜月は、気持ちがどうしようもなく落ち込んだ時に無性に会って話したくなる存在だった。女は一人を楽しめるが、孤独を愛せる男なんて稀だろう。暫く彼女と呼べる存在とは縁遠い裕太だったが、菜月は他の女子たちが占める裕太の心のポジションとは違うところを占めていた。

恋人でもなく、ただの友達とも違った不思議な関係……菜月は裕太の心の隙間を埋めてくれた。

「ラグビーの試合、暫く生で観てなかったな。裕太がちゃんとしたイベントに誘ってくれるのは久しぶりだったから、びっくりしたよ」

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