小宮山雄飛の“英世”なる食卓 Vol.27

かき揚げ丼にカレーがオン?!老舗蕎麦屋のどんぶりが斬新すぎる!

curated by
小宮山 雄飛

「カレー丼」 ¥1,000

『神田まつや 本店』の「カレー丼」

開店を待つ行列が名物でもある、神田須田町にある老舗蕎麦屋は、今回蕎麦目的ではなくカレーを求め訪問。

「蕎麦好きの父に幼少の頃からよく連れていかれ通っていた、これぞ東京の古き良き味というなじみのお店です。外観も内観も昔ながらの趣や風情が残っていて、素敵なんです。普通老舗の蕎麦屋へ行ったら、まず絶対にせいろを頼むと決めていますが、こちらでは、ついごはんモノのカレー丼を頼まずにはいられません」

聞けば昭和初期に横浜でライスカレーが流行った時代に、このメニューが生まれたとか。

手打ちと外二割にこだわった、もり¥650。蕎麦本来の香りを楽しめる

「さすが蕎麦屋だけあって、カレーの風味と蕎麦つゆの出汁の味と甘さが絶妙に調和していて、これぞ蕎麦屋のカレーの超見本的存在!単品で好きな焼き鳥と同じ柔らかい鶏肉がゴロゴロと入ってるのが、また旨い!カレー1本勝負もいいのですが、時間があるときは板わさで日本酒を1本、せいろを1枚平らげて、ビールでリフレッシュしてから〆にカレー丼っていうのが僕のスタンダード。昼間からの贅沢ってこういうことですね」

ふっくらジューシーな筑波赤根鶏を返しとみりんのタレに漬け込んだ焼鳥¥800は、酒のあてにも最適

ビル群の合間にある趣のある建物は、関東大震災のあとからそのまま残る

※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。

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