上位3%の悲哀 Vol.4

上位3%の悲哀:玉の輿に乗ったと思った完璧な結婚。上の生活を一度見てしまった妻の苦悩

東京には、上には上がいる。

地方で羨望の眼差しを向けられる年収1,000万円プレイヤーかて、東京ではさほど珍しいものではなく、「都心で優雅に暮らすには世帯年収2,000万円はないと。」とこぼす、東京婚活女子も少なくない。

とはいえ、十分な稼ぎに、素敵な家庭と子供。客観的に見れば、十分恵まれた生活。これ以上、何を望むものがあるだろうか?

だが、彼らの得体の知れない渇きが満たされることは、決してない。

そんな日本の同年代で上位3%には入るであろう男たちの、東京生活での悲哀に焦点を当てる。

これまでにITバブル時代の破片である年収1,000万円の修二、堕ちゆく給料の恐怖に耐えられない外銀トレーダー晴彦、常に追われる飲食経営者の幹久を追った。


名前:恭子
年齢:38歳
職業:専業主婦
年収:1,100万円(旦那の収入)

旦那の収入は幾らあれば幸せなのか


恭子は結婚して7年目になる専業主婦だ。

夫の義男は都内でも有数の総合病院の内科で勤務医として働き、現在の年収は1,000万円を超えている。恭子自身は元々広島の出身だが、大学は東京の女子大に進学。大手保険会社に入り、念願の“医者の夫”を手に入れた。

お医者さんで優しい旦那との幸せで完璧な結婚生活。そう信じて疑わなかった。

「旦那には感謝しています。年収も生活に困らない位ありますし、優しくて幸せです。」

しかしそう話す恭子の心の中には靄がかかっている。元々派手な生活は送っていなかった恭子だが、旦那の病院の付き合いや、住んでいる勝どきのタワーマンションでの周囲からの目などで付き合う人が変わった。

本来の自分よりも背伸びをした人間関係。

夫の顔を潰す訳にも行かず、医者の嫁会にも参加するが、 毎週繰り広げられる有名ホテルでの豪勢なランチ会に人気料亭が開催するお料理教室..。経済格差に毎回落ち込み、行くたびに惨めな気持ちになる。

最高だと信じて疑わなかったお医者様との結婚。しかし現実は、日々上を目指して見栄を張り合う生活が待っていた。

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