青山ヒロム Vol.4

青山ヒロム:男は、港区じゃない女がお好き?地味な女が乱れる美学。

27歳が女の最高値。そんなわけないだろう!

かの伝説のプレイポーイ・光源氏の守備範囲は下は小娘、上は老婆まで守備範囲も広い好色男だったと聞く。

老いも若きも、VIVA WOMAN!

これは、東京で咲き誇るゴージャスな女たちと、アンタッチャブルな男たちが繰り広げる、ファンタスティックで時にはHARD THINGSなLOVE AFFAIR。

23歳の恋するフォーチュンクッキーなバッグ会社勤務「もえ」、27歳の外資系コンサル勤務のSクラス美女「菜々緒」と、青山ヒロムのポートフォリオは出揃ってきた。

今週は……?


「ファンタスティックな午後に」


「ヒロム氏、菜々緒さんとの軽井沢プレイはいかがでしたか?」

梅雨も明け、照りつける日差しが既にHARD THINGSな土曜日。今日は、丸の内仲通りの一層濃くなった緑を眺めながら、『Cafe GARB』のテラス席で植木くんと一緒にランチだ。

昼間から男二人ではヘルシーになるはずもなく、とりあえず注文したビールが運ばれてくると、植木くんは乾杯の音頭をとった。

「ファンタスティックな午後に」

ラグジュアリーな夜に、が夜の乾杯の音頭なら、午後の乾杯はファンタスティックらしい。相変わらず、このトレンディドラマ風なちょっとズレた言葉遣いは尊敬に価する。苦笑いしながら、グラスを合わせる。


「彼女ハーフ48で回ったんだよ。うっかり負けそうになったけど、そこは男の意地でなんとか。」

「ヒロム氏。僕の言っている”プレイ”は、ゴルフのことじゃありません。」

ラウンド前の練習では、ゴルフ場の男性スタッフも鼻の下が伸びていた。

植木くんが聞きたがっているコトはわかるが、女性との情事をひけらかすのは、流儀に反した。しかし、今回は幹事である植木くんへの義理を忘れては男が廃る。

「なかなかな、夜だったよ。」

女性の立場を汚さないように留意しながら簡潔に伝える。1の言葉で10を心得たように、植木くんは満足そうに大きくうなづいた。


「さすがヒロム氏です。あんな美しい菜々緒さんが乱れた軽井沢の夜、非常に興味があります。」

そう言うと、植木くんは、サーフィンで焼けた肌から覗く白い歯を見せてにっこりと笑った。

「しかし、それは今後のウォッチ事案として、今日は、丸の内のメロウな午後に集中しましょう。あ、来ましたよ。」

植木くんが意味深に目線を投げた先には、午後の木漏れ日を受けて輝く2人の麗しき女性がこちらに向かって微笑んでいた。

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