京都クエスト Vol.6

江戸時代にタイムスリップ!? 大人が昂ぶる京都の本気フェスとは

結婚を意識していた彼女が京都へと去っていった。勝ち組のはずだった35歳・晃二を襲った突然の悲劇。最近では、遊び仲間たちも何故か京都の引力に惹かれている。

その謎を解くべく降り立った京都。朝粥や湯豆腐という入門編をクリアした直後に、芸妓さんと急接近。古の都を舞台に新たな恋が幕を開ける?


映画村の夜を貸切る着物フェス


芸妓 菊乃とのデートを終え、宿泊まっているスパレジデンス『Bijuu』に帰った晃二を待っていたのは、「太秦映画村に七時に来い」という親友・遼からの新しいミッションだった。行ったことはなくても、名前には聞き覚えがある。映画撮影所の一部を、テーマパークとして公開している場所だ。

そんな時代劇のセットに夜に呼び出すなんて、一体どういうこと?

太秦映画村へは嵐電という電車を使っていくらしい。始発駅の四条大宮には『餃子の王将』の一号店がある。何が起こるかわからないので、軽く腹ごしらえをして指定の場所へと向かった。


映画村の入口は、城門を模した重厚な構え。子供や爺さんのイメージが強い場所にもかかわらず、門の前には着物を粋に着こなした20代から30代の男女が列を作っている。東京の披露宴みたいなオホホ的なよそ行き感ではなく、ファッションアイテムとして着物が馴染んでいる。

これは年に2度開かれている「太秦江戸酒場」というイベントだそうだ、時代劇のセットが暗闇に浮かび上がり、江戸時代にタイムスリップしたかのように錯覚する。


驚くのは箱だけではない。玉乃光や佐々木酒造といった京都の酒蔵に加え、鯖寿司で有名な『いづう』、京都ミシュランを最年少で 獲得した『じき宮ざわ』といった料理屋の出店までもが一堂に会している。


アジアで不動産投資をしている仕事柄、シンガポールや香港のガラパーティに出席する機会は多い。最近感じるのは加速度的に二極化がすすんでいるということ。洗練されたパーティと成金的なパーティの差が激しくなってきている。後者は往々にして野暮ったく、TOMFORDのタキシードを着てきた自分が逆にピエロに見えてくる。

このイベントは明らかに前者、遊び慣れた香港あたりの金融マンたちに見せてやりたい。ヤツらなら、この日本版フェスともいうべきイベントの資産価値を即座に弾きだすだろう。ただ、その前にこの空間を存分に遊び倒すんだろうが。

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