2016.06.04
当時、日本一予約困難な松濤のフレンチ『バカール』が惜しまれながら閉店した。グルメに愛された人気店だったため、多くのファンが再起を待っていた。
その石井真介シェフが1年の準備期間を経て、満を持して2016年4月に新店『sincere(シンシア)』をOPEN! 待望の新店で今月頂ける、感動のコースの一部始終をご紹介しよう!
話題の新店『sincere(シンシア)』とは!?
日本一予約困難と呼ばれた松濤のフレンチ『バカール』の石井真介シェフが1年の準備期間を経て、今年4月12日に自身の店『sincere(シンシア)』をオープンさせた。場所は、北参道の閑静な住宅街。マンションの地下1階にありながら、テラス席を配し、解放感に満ち溢れている。
ライブ感あるオープンキッチンでは、20代から40代の有能なシェフ達がきびきび動いている。それを支えるサービス陣は、スムーズに連携できており、この日の為にどれくらいシミュレーションしてきたのだろうかと感心してしまう。
6月末までの料理は、“シンシアのおすすめコース”1種類のみ。『バカール』の料理を継承しながら、石井シェフの革新的なアイディアを取り入れた料理を楽しめる。今後は、季節によって内容が変わる。
6月に予約済みで、当日まで楽しみを取っておきたい方は、ここから先はネタバレになるので読まないでほしい。コース全貌をくまなくご紹介!
6月の“シンシアのおすすめコース”の全貌はこちら!
まずは、宮城の牡蠣マニアから取り寄せたオイスターをムニエルにした前菜からスタート! ベルモットソースが牡蠣の濃厚・クリーミーさを相乗させていた。
上には、液体窒素で固めた柚子パウダーがかかっている。古典的なフレンチの技法がベースにありながら、分子ガストロノミーの進化を感じる逸品に感動を覚える。
トマトの液体を凍らせたものとそのエスプーマに、胡椒の飴、マルトンの塩、ローズマリーのパウダーがかかっている。見た目はシンプルだが、口の中で様々な味覚を意識できる。
前菜は「魚介のカクテル」、「車海老と金目鯛」
カクテルグラスに、ラタトゥイユ、カリフラワーのムース、コンソメジュレ、魚介類(ツブ貝・蛤・雲丹)、蛤のエキスの泡が盛られている。味だけでなく食感の違いを楽しめるゴージャスなカクテルだ
コンソメジュレやカリフラワーのムース、ラタトゥイユ、ハマグリの泡が再び登場! 立体的なカクテルの後に平面に盛ることで、動きのメリハリがあった。
車海老は海藻蒸しで、金目鯛は炙り、香りまでしっかり楽しめるお皿だった。素材の魅せ方の上手さを感じた。
『バカール』時代からパンを焼いていた方が、こちらの開店準備期間中に『パーラー江古田』で修行をされ、ますますパワーアップして腕を発揮している。
『バカール』でも好評だったキューブ型のブリオッシュは、健在! この他、金時豆のパン、赤ワインを練り込んだパンやカンパーニュもあった。そのまま食べたり、お料理に合わせたり、信州味噌入りのバターをつけたり、とそれぞれの個性が活きていた。
人気のバーニャカウダも健在!!
『バカール』で定評があった蟹味噌のソースを、野菜と共に食べていただく料理。器が、2層構成に進化していた。
上の段には、コーンスプラウト、ナスタチウム、マイクロトマト、ロマネスコ、ラディッキオロッソ、アスパラ、ディル、アグレッティ、人参、アーティチョーク、ラディッシュ、五郎島金時、蕪、オイスターリーフ等……。
季節によって変わるであろう選ばれし野菜達。下の段は土をイメージし、土から野菜が生えているようなストーリー性があった。
この記事で紹介したお店
シンシア
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