独身貴族 Vol.2

35歳社長系独身貴族。好みのタイプは芸能人、その深い理由とは?

独身貴族。

その響きに対して、貴方はどう思うだろうか?

彼らは結婚に縛られることがなく金と時間の自由を謳歌する。東京生活を誰よりも楽しんでおり、独身貴族こそ、最も東カレ的なライフスタイルを送っているといえるだろう。

そんな独身貴族たちの価値観に迫っていく。

前回は東京カレンダー的「独身貴族の定義」をお届けしたが、今回は実際の独身貴族をフィーチャー。

クリスチャンルブタンを履きこなす、お洒落上級者貴族


<今週の独身貴族>

名前:純一 35歳
勤務先:IoT系ベンチャー企業経営
推定年収:5,000万円
出身:東京都
出身大学:有名国立大学・大学院
住まい:港区
家賃:50万円 (持ち家は別にあり)
交際ステータス:独身


身長178cmに細身のシルエット。上下黒のセットアップに、インナーにはバルマンのTシャツ。黒ぶち眼鏡はレイバンを身につけ、ハリー・ウィンストンとクロムハーツのリングを重ね付けしている。20万円近くするクリスチャン・ルブタンの革靴をさりげなく履いているところは、オシャレ上級者といえる。

本日はよろしくお願い致します、という我々の挨拶にもさわやかな笑顔で迎え入れてくれた。


—今日は全身黒でキメていますが、普段からこういうスタイルが多いですか?—

ごめん、今日は仕事帰りで作業着みたいだけど、普段は黒ばかり着てるってわけでもないの。服装にはこだわりなくてさ(笑)。楽だから、いつも顔がきくショップに行っちゃうんだよね。きっちり着るスーツは、10万円くらいのオーダーメイド。昔はディオールにこだわって、10着くらい作ってたけど、虚しくなってやめたんだ。

—時計コレクターと聞きましたが?—

そう、一時期すごくはまっていて。総額1.5億円分くらい持っているんだけど、その中でも一番高いのがリシャール・ミルっていう時計。一個5,300万円くらいかな?あとは今日もつけているパテックフィリックは、400万円くらい。最近痩せたから、今の自分の手首に合うのがこれなんだよね。


レイバンの眼鏡は視力が悪いのかと思えば「かしこく見えるかと思って」と指を差し込み、レンズがないことをアピールするお茶目さ。貴族と聞くととっつきにくい印象だが、彼からはそういった空気を一切感じない。

泣く子も黙るリシャール・ミル。ではなく、こちらは王道のパテック・フィリップ。

金融業界から一転して、テクノロジーと製造業の道へ進んだ世界一周旅行


ーこれまでの経歴を簡単に教えて下さい。ー

院卒後、都内の外資系金融機関でトレーダーを2年半、海外のヘッジファンドでポートフォリオマネージャーを5年。退職後には、貯金で世界一周旅行をして、その中で見つけた欧州の飲食店を購入して経営してたんだけど、つい最近になって大手飲食店に売却が決定したんだ。日本に帰国後は、IoT(Internet of Things。モノのインターネット)系ベンチャー企業を仲間と立ち上げて今に至るよ。

ー金融業界から脱して、全く違う業界に挑戦したのはなぜですか?ー

世界一周旅行中にヨーロッパからアフリカへ移ったときに、その文化の違いに衝撃を受けたんだ。何もないのに幸せそうにしているアフリカ人と、何もかも揃っていて不自由ない環境で暮らしているのに、不幸せそうにしている欧州人。その当時の自分は金融業界にいて、お金に不自由していないのに、何か満たされない自分の姿が鏡に写って。

これは何か違うことをした方がいいかもと思って、会社を辞めようと決意。ちょうど30歳だったし、独立する最後のチャンスは今しかない! と思い立ったんだ。独立後は欧州に日本の文化や食を取り入れることをしてみたいと飲食店経営を始めて。ある程度、店の基盤ができたから今は人に任せてるよ。

そのあと日本に戻って来てからは、学生時代に専攻していた”機械工学”を生かして、今のIoTベンチャーに。5億円の貯金のうち、半分を今の会社に突っ込んだんだ。社員は100人以上を抱えるようになって、もっと拡大したいから最近は大手企業からヘッドハンティングしている。今は上場することが目標。そして上場してからも、もっと大きくして世界的な企業にしたいと思ってる。俺、長者番付にのる自信があるよ。

ーぶしつけですみませんが、推定年収はどのくらいになりますか?ー

ヘッジファンド時代は2億円。今の会社からは1,500万円の報酬を取っているけど、ヘッジファンド時代の経験を活かした株式や為替、不動産を運用していたり、他の企業の顧問料を合わせて、5,000万円くらいかな。


ここまで来ればあとは上場するだけで、すべて叶いそうに思える。しかし、純一には自分の会社を大きくすること以外にも、さらなる高みを目指していた。

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