ファン必見!街中が「魯山人の食卓」に染まる超特大コラボイベント開催中

現在、三井記念美術館で開催中の「北大路魯山人の美 和食の天才」展に合わせ、日本橋で面白いコラボイベントが行われている!
その名も「魯山人の食卓〜La Table de Rosanjin〜」。伝統と革新が交り合う日本の食文化の本質を、幅広い世代に”体験”してもらうことを目的とし、日本橋を代表する企業がそれぞれのフィールドで趣向を凝らし、ゲストをおもてなししてくれるのだ。

今回は、マンダリン オリエンタル 東京の『シグニチャー』での特別メニューを中心に、イベントの全体像をご紹介しよう。

【マンダリン オリエンタル 東京】

魯山人が愛した器とフレンチの融合

会期中、フレンチファインダイニング『シグネチャー』にて、特別メニュー「LATABLE DE ROSANJIN 魯山人の食卓」をランチ、ディナーともに各日限定20食で提供する。

生涯をかけ“食”と向き合い、“美”を追求した、北大路魯山人。
そして、食材を熟知することを大切にし、世界の優れた食文化に敬意を表するシグネチャー料理長・ニコラ・ブジェマ氏。

今回ニコラ氏が考え抜いた料理の数々は、見た目はまるで懐石料理のよう。でもひと口、ほおばるとそこには、伝統的なフランス料理のセオリーにそった世界がある。見た目も味わいも大変繊細な仕上がりとなっている。

「キャビアの一皿 じゃが芋のクレープ ヴォナ風 ウオッカと生姜風味のフロマージュブラン」染付の器は、形状の違いがある。こちらは何とも愛嬌がある魚のお皿。

こちらは貝のお皿。もう一つは、なすびのお皿で、全部で3種類。さて、あなたは何のお皿と出会えるだろうか?

この染付の皿たちは、最後のお茶と共に出てくるプティフールと共に再登場!お楽しみに。

ハイライトとなるのは、料理と器の絶妙なマリアージュ

魯山人の有名な言葉「器は料理の着物」。その言葉にインスパイアされ、魯山人の思考や技法を読み解ける現代日本の陶芸作家の作品の上に、シグネチャー料理長・ニコラ・ブジェマ氏の美学、世界観を表現した特別メニューだ。

使用される器の写真と解説が記載されたリーフレットがプレゼントされる。帰宅後も、料理を思い返すことができ、二度美味しい思いができる、何とも嬉しい心遣いだ。

また、魯山人へのオマージュとして、昨年メゾン創設250年周年を迎えたバカラ社のクリスタルグラスのみを使用するドリンクペアリングも!ペアリングには「獺祭磨き二割三分」の他、ワインは厳選した国産ワインのみで構成。

不思議なボックス状の器には、何が盛り付けられる??

正解は、ホテル自家製の焼き立てホヤホヤ絶品パンが乗せられる。

「グリーンピースのロワイヤル ミント風味 絹さやのスープ ナスタチウム」

爽やかさが印象的なガラスの器には、これまた彩鮮やかで、今が旬のグリーンピースのスープが注がれる。

「桜鯛のポワレ モリーユ茸 ヴァンジョーヌ風味 長野産グリーンアスパラガス」

魯山人がこよなく愛した器のひとつ、それが織部。旬の桜鯛のポワレが盛り付けされる。そして、フランスでは春を告げるキノコとして名高い希少なモリーユ茸が香る逸品。

「人参と柑橘のグラニテ 山椒風味」

天目茶碗のような形状で、手のひらにすっぽり収まるこちらの器には、お口直しの一品が。山椒の風味で味が締まりつつも、まるでフルーツのような糖度たっぷりの人参は驚きの味だ。キンキンに冷やされた氷は、器の一部と化している。ここにもニコラ氏の美学が垣間見られる!

こちらの器には、メイン料理が乗せられる。

メインのお肉料理が運ばれてくる器は、シンプルながら奥深さを感じさせる。「大自然を凝縮する…」器。
メインは2種類あり、一度はまったらその虜になってしまう「ラカン産ピジョン」と「神戸ビーフ」。

「ババとクレームブリュレ リュバーブのソルベ 桜の香りと共に」

最後に登場するのは、こちらも織部。デザートの華やかな雰囲気を、深みのある緑で包み込む。デザートは、とても大人な味わい。

シグニチャー内観

■「LA TABLE DE ROSANJIN 魯山人の食卓」概要

場所:フレンチファインダイニング『シグネチャー』
提供期間:4/12(火)~6/26(日)
メニュー:
ランチ 6コース:15,000円 *各日限定20食
ディナー 8コース:25,000円 *各日限定20食
ドリンクペアリング:
3種:8,000円(日本酒/ワイン(赤:1種 白:1種)
5種:12,000円 (日本酒/ワイン(赤:2種 白:1種)/ノンアルコールカクテル)
*上記料金に税金と13%のサービス料が加算。
特別協力:
クレー・インク/バカラ パシフィック/梶古美術

Nicolas Boujéma/ニコラ・ブジェマ

■シェフプロフィール

フレンチファインダイニング「シグネチャー」料理長。
フランス リュエイユ=マルメゾン生まれ。2011年に若干30歳でマンダリン オリエンタル 香港のファインダイニング『ピエール』料理長に就任。ピエール・ガニエール氏より全幅の信頼を寄せられながら、フランス料理の正統を継承しつつも新しい風を強く感じさせる、ニコラの真骨頂とも呼べるフレンチキュイジーヌを創りあげた。2013年『シグネチャー』料理長に就任。世界に誇る日本の最高級食材を、フランス料理の本流を汲むテイストで日々提供している。

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