管理職より専門職派が増加!若手社員のキャリアに対する志向がさらに変化

「今年の新卒は○○タイプ」といった分析が4月の恒例となって久しいが、2016年度の新人はどんなタイプなのだろう?あなたがデキるリーダーならば、まずは新人の”生声”をおさえておくべしである!そこで、2016年度入社の新入社員の「キャリアに対する意識」についての調査結果をご紹介!

アナタの会社の新人はいかがだろうか? 新人を短期間で見事に戦力化できれば、アナタの評価はうなぎ登り間違いなし!

“時に厳しく人間に対峙する必要のある管理職”を志向する人が減っている。また、厳しいイメージを想起させやすい上司像を忌避し、“優しい上司”や“相談上司”が求められるという調査結果に。

2016年度新入社員のキャリアに対する意識を全解剖!

★アンケート結果サマリー

今回のアンケートでは大きく分けて、「今の会社に入社を決めた理由」「将来会社で担いたい役割」「労働時間や理想の上司」などを調査。

その結果、「売り手市場を背景に志望通り就職でき、やる気に満ちている新入社員」が多いことがわかった。そして、男性は管理職が不人気、相対的に「管理職より専門職」の傾向が強かった。

男性は「楽しく仕事をしていたい」、そして男女とも昨年より増加した「定時に帰りたい!」という意見が飛び交う。また上司に関しては、「リーダーシップ上司」の人気は下降傾向、「優しく、相談できる上司」が支持を得ているようだ。それでは早速、詳しく結果をご覧いただこう!

その①
~志望通りの就職~

Q.今の会社に入社を決めた理由

志望通りの就職を果たした学生が多いもよう。就職先に対して、消極的な意見は徐々に減りつつある。

今の会社に入社を決めた理由を聞いたところ、「志望業界だったから」(28.1%)が最も多く、この回答は昨年と同水準。さらに一昨年と比較するとわずかながら増加傾向にある。

また10.9%の人が「内定がもらえたから」と回答しているが、この消極的な入社理由は一昨年から減少しており、売り手市場と言われる昨今の新卒採用において、より自分の志望通りの就職を果たしている学生が多いことがうかがえる。

Q.今の会社での勤務意向

今の会社での勤続意向 〜男性編〜

今の会社での勤続意向〜女性編〜

終身雇用という概念がなくなりつつある現代、やはり男女ともに転職への意向は増加している。

一方で、今の会社での勤続意向について。男性は「今の会社で働き続けたい」という回答が昨年よりも3ポイント減少、女性は1.3ポイント増加したようだ。

男女とも「分からない」という回答が大幅に減り、「起業・独立したい」という回答が男性9.1ポイント、女性が8.1ポイント増えていることから、「将来やりたいことを実現するために今の会社がある」といった意識を持って入社している人が徐々に増えてきていると言える。

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