これは使える!最高のデートを過ごしたい2人へ贈る『東京トゥインクルディナー』
遊園地から『東京ドームホテル』までは徒歩5分ほどで、ディナーの予約は最上階にあるイタリアン『アーティスト カフェ』だそう。
新宿や六本木の夜景は観たことあるけれど、水道橋の夜景ってどんな感じなんだろう。想像がつかない……。
ロビーを抜け乗り込んだエレベーターは、ガラス張りで、またテンションが上がってしまった。
「エレベーターから夜景が見えるって、なんだか海外のホテルみたい!」
野球関係者や観戦者が多く泊まっているイメージだったけれど、このエレベーターはロマンチック!まるで遊園地の続きのように、私たちを乗せたカゴは夜景を隣に最上階まで登っていく。
自分は遊び慣れているつもりが、まだまだ東京で知らないことは意外にあるものだ。
43階に着きエレベーターを降りると、『アーティスト カフェ』の席は指定済みで、私たちはスタッフに案内され奥に入っていく。初めてのホテルの導線を知るのは、それだけでドキドキする。
カップルシートに東京の極上夜景。もう邪魔をするものはない!
そして到着したのは、夜景を一望するバルコニーシート。ソファに座ると、目の前には180度に広がる夜景が広がっていた。今まで色んな場所で東京の夜景は見てきたけれど、それは初めての景色だった。
「穴場でしょ。前に仕事で来たことがあって、プライベートで一度ゆっくり過ごしてみたいと思ったんだ。周りに高い建物がないから、何にも遮られずに広い範囲の夜景を眺められるのがいい」
その言葉どおり、六本木ヒルズに東京タワー、お台場の観覧車から大手町のビル群まで、東京のさまざまな光がキラキラと輝いている。
「あれって国会議事堂だよね! あんなに明るくライトアップされてるんだ。きれいだなあ」
いつの間にか、私たちは東京観光をしている若者カップルみたいになっていた。
「虎ノ門ヒルズだ!」
「フジテレビも!」
「東京駅はやっぱり美しいね〜」
と、目に入るものを声に出して確認して、それがまた楽しい。
「夏は、神宮の花火も見えるんだって」
木村さんのその言葉に、時間が経つことの速さにハッとする。つい先日2016年の年明けを迎えたと思ったら、桜の季節もあっという間に終わって、GWが過ぎたらすぐ夏だ。その頃には、木村さんとはどうなっているのかな・・・。
ディナーは、「デュエット」という名の2名用のイタリアンのコース。はじめに宝石箱みたいなアミューズが出てきて、その次のアンティパストはひとり5種ずつあってボリュームも満点。
あまりにワインが進みそうだから、私たちはこの時点で白ワインのボトルをオーダーした。
2種のパスタはなんとハート型のお皿で出てきて、これにはふたりとも、こそばゆい気持ちに。付き合いたての中学生じゃないけれども、そんなことで、いちいちドキドキしている私って?!どうしたの?