日比谷線の女 Vol.2

日比谷線の女:弁護士の彼に「下流」の烙印を押された、広尾ガーデンヒルズの夜

前回までのあらすじ

過去に付き合ったり、関係を持った男たちは、なぜか皆、日比谷線沿線に住んでいた。

そんな、日比谷線の男たちと浮世を流してきた、香織の東京で初めてできた彼は、タワーマンションに住む飲食店経営者だった。香織はシンデレラストーリーを駆け上った気分に浸ったものの、その恋はわずか3ヶ月であっけなく終わった。落ち込んだのも束の間、若さを武器にまた恋人探しに奔走する。そんな香織が次に見つけた恋とは……?

日比谷線の女 vol.1:3ヶ月付き合った、愛宕グリーンヒルズ在住飲食店経営者による洗礼


23歳で上京して初めて付き合ったタワマン男から、手痛い洗礼を受けながらも、香織はせっせとタワマンパーティに繰り出していた。

33歳になった香織は左手の薬指で光る、ハリーウィンストンの婚約指輪「トラスト・リング」を見つめて、あの頃を振り返る。

—愛宕グリーンヒルズで、あの恍......


この記事へのコメント

Pencilコメントする

コメントはまだありません。

【日比谷線の女】の記事一覧

もどる
すすむ

おすすめ記事

もどる
すすむ

東京カレンダーショッピング

もどる
すすむ

ロングヒット記事

もどる
すすむ
Appstore logo Googleplay logo