これでワインに合わない訳がない!最強肉料理がでてくるコスパ抜群の注目店6選

美味しい肉料理に合わせたいのは、当然、美味しいワイン。が、人によって額の差こそあれ、懐にも限りがあるわけで、高級店でマリアージュを楽しむなんて滅多に無理。かといってファミレス店ではそれなりのものしか。そんなお悩みに応えてくれる店、ずらっと揃えました!

東カレ初掲載の肉×ワインの注目店から、個性派ワインが揃う神楽坂のバル・ビストロ、ワインショップ併設のレストランまで、肉とワインを気軽に楽しめる厳選6店をご紹介。

PART① 東カレ初掲載!肉+ワインの話題店&注目店はココ!

毎回ご好評いただいている弊誌・肉特集。いずれもお店をたっぷり詰め込み過ぎて、そろそろネタ切れ!?と思いきや、いやいや、まだまだあります、初掲載店!肉+ワインで今行くべき最旬の2店からご紹介!

「黒毛和牛のステーキフリット」は、銘柄は定めずに良い状態の肉を選ぶ。伝統的なキャンティ・クラシコの造り手「ポデーレ エ ボンチエ」は最高の相性。メニューは一例

あの人気店の2号店はやっぱり肉に強い!
『カンティーナ カーリカ.リ』

都立大学

~エキナカならぬエキシタに肉とワインの天国が!~

2013年に開店し、またたくまに“予約が取れない店”の仲間入りを果たした、学芸大学『オステリアバル リ.カーリカ』。満を持して、2015年9月に2号店が登場。その名も『カンティーナ カーリカ.リ』。“カンティーナ(酒場)”と冠してある時点で、ワインラバーに嬉しい店であることは言わずもがな、だ。

東横線の高架下という、アクセス抜群の立地。中央に、キッチンをぐるりと囲むコの字型のカウンターがあり、スタッフの活気が店全体を盛り上げる。

左.「北海道産鹿のハンバーグ」はりんごとさつまいものマッシュ添え。凝縮感や奥行きを感じさせるピエモンテの「サン・フェレオーロ」と。右.「シャルキュトリ盛り合わせ」(2人前)は、自家製プロシュートコット、十和田の羊ポルケッタ、鴨の生ハム、レバーのコンフィetc.、が山盛り。オレンジ色を帯びた白ワイン「サッソカルロ」と。メニューは一例

肉料理のクオリティとボリュームで名を馳せた『リ.カーリカ』同様、こちらのメニューでも肉料理がやはり充実。黒毛和牛のステーキを筆頭に、会津の馬肉、北海道産の鹿などがメニューを賑わせる。自家製のパテやシャルキュトリなど、手間暇かけた品も数多く。

そうした料理の名パートナーたるワインは、自然派の造り手のもののみで「ざっと100銘柄はあると思うけれど数えきれない」と苦笑するのは、オーナーシェフの堤亮輔氏。

しかもグラスワインで常時20種類以上提供と、客の心をくすぐるツボをしっかり心得ている。

「肉料理と一緒にたっぷりの野菜料理もぜひ!」
2号店を預かるシェフ・角田直也氏。若いスタッフを牽引するリーダーとして、厨房で腕を振るう。堤氏も、『オステリアバル リ.カーリカ』とこちらを行き来している

内観

仕込みのタイミング次第でメニューに登場レアな逸品が「ボロネーゼ」。ひき肉のほか牛タン、牛すじなども使ってじっくり煮込んだ、存在感たっぷりのソースだ。すべてのパスタメニューは、好みのパスタを選ぶことができ、納得行く食感のものを厳選したという生パスタは¥200

トラットリア?否、ト“リ”ッペリア!
『トリッペリア・ミア』

神田

~ホルモン&ワイン好きがとっておきにしたくなる店~

神田駅の西口から、歩くこと5分強。角地に立つビルの2階に店はある。

中に入れば、決して広くはないが、大きなカウンターと素材感を活かしたインテリアが印象的な空間。いい料理に巡り会える“気”のようなものが感じられる。

オーナーシェフの山内美弥さんは、29歳までにイタリア料理店を開く、と心に決めて25歳でトスカーナへ修業に。そして彼の地で出会った、ホルモン料理を専門に扱う“トリッペリア”と呼ばれるタイプの店に惹かれたという。

左.人気No.1は、手前にある「トリッパのトマト煮込み」¥700(S)。牛のハチノスと一緒にいろいろな豆も一緒に煮込まれ食感が楽しい。奥は「モツのフリット」¥900。トリッパ、ハツ、レバーをセモリナ粉をつけてからりと揚げて。この2品に合わせて山内さんが選んだのが、トスカーナの「クエルチャベッラ モングラーナ マレンマ」。サンジョヴェーゼ主体で凝縮感のある赤だ。右.店は、螺旋階段を上がった建物の2階に。ガラス張りになった階段部分にペイントして味のある雰囲気

「はっきりとした特色のある店を作りたい、と思っていたので、イメージが固まりました」。

帰国後は、有言実行で、2015年6月に29歳でこの店をオープン。

自慢のホルモン料理は、いずれも鮮度の良さと下処理、加熱の丁寧さが伺える出来栄えだ。たとえばフリットは、部位に寄って熱の入り方が異なるため、細やかに火入れを変えている。

北から南から産地をまんべんなく揃えるワインは、料理に合わせて赤が多め。値付けも良心的とあって、ワインを愛するリピーターが既に定着。

最初に感じた“気”は、やはり当たり!であった。

「ホルモンとワインの楽しみ方ご提案します!」厨房は、山内さんがひとりでとりしきる。料理人になる前にはインテリアの仕事にも興味があったそうで、店内の装飾品も自ら選んだアンティークを用いるなど、センスが光る

内観

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