女優美学 Vol.7

「女優美学」 シャーロット・ケイト・フォックス、「マッサン」の次の新たな挑戦

NHK連続テレビ小説「マッサン」で主演を務めたシャーロット・ケイト・フォックス。

外国人キャストでの朝ドラ主演を初めて果たし、鮮烈な印象を残した彼女の、現在の活躍と女優としての魅力に迫った。

「マッサン」で人気を博した彼女が、次に挑戦するのは「ブロードウェイミュージカル CHICAGO<シカゴ>」。

「映像は、自分がやったことが見てくれた方に届いたかはなかなか実感できません。舞台の上で、演じるとそれが直に感じられます。それは、すごく嬉しいことですね。

作り上げていく過程では想像力も使います。自分に集中する、役に集中する期間です。作っていく過程で、役のことがわかっていって、本番に入っていけると、自分や役のことを忘れて、手放して、相手の役者の言葉に耳を傾けて、聞いて、反応していけるんです。そのための準備は十分してきました」

そうした準備を経て、いま、素晴らしいミュージカルが舞台上で展開されている。想像力について、彼女はさらに語った。

「バイオリンを弾いている方やピアノを弾いている方は、音を鳴らして練習をする一方で、音を聴いて、曲を聴くなかで、その人のなかで、何か意味を持つわけですよね。

それによって、曲にもっと意味を与えていく。そのとき“生きた”音楽にはじめてなる。台詞はいくらでも言えます。でも、それでは、何にも“生きて”はいない。ストーリーに対しては自分なりの反応があります。

その自分の反応を活かしながら、台詞を言う。それによって自分にとってリアルなものになりますし、“生きる”ものになってきて、初めて、台詞じゃないものを感じられるんです」

すごく論理的な女優だ。しかし、その論理は、いかに生理的に芝居をするかということに結びついていく。「マッサン」からさらに進化したシャーロット・ケイト・ファックスがそこにいた。

*毎週火曜日公開の「女優美学」連載。次回は12月22日(火)配信予定です。

文 小林淳一
写真 丸谷嘉長

シャーロット・ケイト・フォックス WEBで初公開カット

シャーロット・ケイト・フォックス 1985年8月14日生まれ。大学、大学院と演劇スクールで演技とダンスを学び、女優としてのキャリアをスタート。舞台やインディペンデント映画を中心に出演を重ねる。昨年、NHK朝の連続テレビ小説「マッサン」のヒロイン役を射止め、ニッカウヰスキー創業者の妻・竹鶴リタをモデルにしたエリー役を演じ切り、その演技が高い評価を得た。現在「ブロードウェイミュージカル CHICAGO<シカゴ>」を東急シアターオーブで上演中。


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