これを見よ!「カニが丸ごと一匹ドーン」みたいな分かり易い絶品鍋3選

1. まずは肉とモツ、ザクを食する まず最初は正肉、内臓とザクが運ばれる。ささみ、胸肉、腿肉の奥には、レバー、背肝、砂肝、ハツなどの内臓が添えられている。ザクは、焼豆腐と葱のみ。染め下ろしで食す

※メニューは、時期などによって変動あり。

歴史的名店が守り抜く滋味に満ちた逸品『鳥榮』

湯島

創業は明治42年(1909年)。春夏秋冬、鶏鍋ひと筋、の名店がここ。食通の間では言わずと知れた、湯島『鳥榮』だ。仕舞屋風の一軒家。紺地に白く屋号を染め抜いた小振りな暖簾をくぐれば、そこは江戸の風情が静かに息づく別世界。

赤々と炭火がおこる長火鉢に鉄鍋をのせ、鶏ガラでとる澄んだスープとみりんが注がれたら、いよいよ鍋の始まりである。といっても、最初に運ばれてくるのは鶏肉と内臓類、焼豆腐に千住葱と至ってシンプル。この気概が『鳥榮』の魅力であり凄味でもある。

2. クライマックスはつくね 沸いたスープに、たたきを投入する。やや小さめに丸めるのがコツ。早く火が入り、スープを煮詰め過ぎない。適度な弾力があれば食べ頃だ

正肉をひとしきり堪能した後でスープをひと口。これが、絶品。クリアにしてシャープな味わいは、まさに五臓六腑にしみ渡るおいしさ。

そしてこの後、登場するつくねがクライマックス。丹念に包丁で叩けばこその、ねっとりと潤いを含んだ光沢が、素材の良さと仕事の確かさを物語る。ふんわりとデリケートな食感は後を引くこと請け合いだ。

3. 〆はさらりと汁かけご飯 最後はお櫃に入ったご飯とお新香が登場。スープのみをかけて味わうのがスタンダードだが、つくねを残しておいてのせるのも、また一興

『鳥榮』の鶏鍋の味わい方をここで伝授。余分なものは一切削ぎ落とされたピュアなおいしさを体験されたし

内観

※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。

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