土鍋ごはんの誘惑。 Vol.2

入れる具材は何でもOK!新しき土鍋ごはん7選

新米のシーズンが到来し、土鍋ごはんが食べたい今日この頃。

松茸ごはんやサンマごはんなどの定番モノもいいけれど、贅沢な素材使いや意外な食材の組み合わせ、妙味のある味付けが光る土鍋ごはんも捨てがたい!

蓋を開けた瞬間、歓声が上がるであろう珠玉の土鍋ごはんをここにご紹介!

皮目に軽く塩をして香ばしく炙った金目鯛は、包丁の入れ方も見事。レア気味に仕上げ、蒸らした際の余熱で優しく火を入れていく。ウニとトリュフをしっかりと混ぜ込んでから味わえば、得も言われぬ幸福感に満たされる。卵黄ソースで二度美味しい!

ウニ×トリュフ×卵の黄金律!レアな金目鯛でさらに贅沢に『Sudachi』

金目鯛とウニとトリュフの炊き込みごはん 卵黄ソースで ¥12,000のコースより ※要予約

西麻布の名店『ラボンバンス』の流れを汲み、2014年のオープン以来、好調な人気を維持し続ける和食の新鋭。

コース料理の数々はもとより、〆を飾る月替わりの炊き込みごはんにも店主・岡元信氏のこだわりが光る。米は新潟産の「コシイブキ」。レア気味に仕上げた金目鯛に、香り高いトリュフと濃厚なウニのマッチング。

そのままでも十分過ぎるほど美味だが、卵黄ソースを回しかければより一体感が増し、恍惚となる味わいに。しばし言葉を忘れるほどの長い余韻に浸りたい。

右/具材を混ぜ込んだごはんをまずはそのまま味わった後、卵黄ソースを回しかけて味わいたい。トリュフと卵の黄金の組み合わせを堪能 左/実力と経験を兼ね備えた若き料理人の巣立ちの場となる同店。純然たる日本料理に洋のエッセンスも難なく取り入れる、バランス感覚は見事のひと言

カウンター席なら、料理人の“仕事”が間近に感じられるだろう!

日本酒を誘う自家製ベーコンの塩気とホクホクしたレンコンの甘味が好相性。注文から25〜40分かけて炊き立てを提供する。季節の素材を組み合わせた炊き込みごはんは、他にも絶品ウニごはんやカニごはんなど多彩な内容。土鍋ごはんは嬉しい味噌汁付き

具材センスは都内随一!酒を飲ませる炊き込みごはん『鈴しろ』

自家製ベーコンとレンコンの土鍋ごはん ¥1,900

「鮨のようにごはんで酒を飲むのが好きですね」と語るのは、店主の渡邊大将氏。加えて、この店は“出汁で飲ませる”がコンセプト。

酒の原料となる米で酒が進まないはずはなく、グランドメニューで5種類、さらに2種類の季節の炊き込みを用意する。

具材の組み合わせも秀逸で、自家製ベーコンにはホクホクのレンコンを。燻香もほどよく、混じりけのないピュアな肉の旨味がごはんに行き渡り、食欲をどこまでも刺激し続ける。

罪作りな土鍋ごはん。しみじみと味わい尽くそう。

右/愛知県の日本酒「長珍」片口¥850。自家製ベーコンなど肉類にも負けない味わい。常温で提供。日本酒は産地や銘柄に捉われず、バランスよく取りそろえる 左/店主の渡邊大将氏。店主におまかせ酒の肴コース¥3,000を味わい、〆に土鍋ごはんを頼むのが正解。予約してから訪れたい

三軒茶屋で和食ならここ!という食通も多い

この店では茶碗5〜6杯は当たり前。炊き込みごはんは、あくまで酒のつまみとしての位置づけ。フォアグラと松茸を主役に、栗、にんじん、ぎんなんと具材もふんだんに。〆として味わうならすだちを搾り、お茶をかけて食べさせる

“炊かれたいオトコ”作 完全無欠の炊き込みごはん『おこん』

フォアグラと松茸の炊き込みごはん 土鍋ごはんを味わうコース¥5,000〜¥10,000より

店主・小柳津大介氏は別名「炊かれたいオトコ」。白飯にしても炊き込みごはんにしても、その味わいは目からウロコが落ちまくる。

何がそうさせるのか。違いはまず米にあり。使用するのは食味分析鑑定コンクールで最優秀賞を受賞した山形県・青木功樹氏のミルキークイーン。薄皮一枚残す三段飴色精米を特別にオーダーする。

迫力すら感じさせるごはんは、フォアグラや松茸などヘビー級の具材も堂々と受け止める。ごはん教祖の美味な導きにより、悟りを開いてしまった信者も多数!

右/こちらは先付代わりの白飯。「まずは米そのものの味をすっぴんの状態で食べてもらってから、メイクした炊き込みごはんを」という意図から。左/米・食味鑑定士の資格を持つ店主・小柳津大介氏。米の産地や銘柄に精通し、精米方法から炊き方ひとつにまで一貫してこだわる

住宅街に佇む、スタイリッシュな和食店だ!

鮮度が高い甘エビにこだわり、殻は一度炙って米と一緒に炊き上げる。濃厚なエビ味噌は余すことなく丁寧に取り出し、甘エビのむき身と一緒にごはんと和える。余熱でレア状態になった甘エビは、粒のたったごはんと調和し、口の中で甘く優しく溶ける

ごはんと単品素材でシンプルに。だけどその味わいは複雑で美味しい!『四季ごはん 晴れ間。』

越前産甘海老の土鍋ごはん 時価(¥3,500〜)

店主の中原知美氏は福井県出身。縁あって料理には福井県産の旬な食材を上手に取り入れている。

土鍋ごはんの米も寒暖の差が激しい奥越前北谷地区の「小粒で甘く輝きがある」というコシヒカリを使用。

主役となる具材は野菜なら野菜、魚なら魚だけとシンプルに。幸い故郷は美味の宝庫。カニやサバ、甘エビなどの素材を存分に際立たせるのが身上だ。

これからの季節は越前産の甘エビが登場。中原氏が最後まで手をかけて、ごちそうの1杯を供してくれる。身を委ねるのみだ。

右/混ぜるタイミングも計りながら、店主自らが仕上げ。旬素材を活かして滋味を最大限引き出しながら、独自のアレンジで驚きのある美味にカスタマイズする 左/中原知美氏はワインアドバイザー、野菜ソムリエ、利酒師でもある。日本酒の品揃えも秀逸で、福井の銘酒だけをセレクト

女性が手掛けるお店だけあって、柔らかい印象の店内

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