
仕事終わりの花金に東京駅から寝台「サンライズ出雲」で旅してみた
寝ているあいだに目的地へ連れて行ってくれる寝台列車。かつてはブルートレインが列島各地を結び活躍していましたが、その歴史に終止符を打ったあと、東京駅を起点としている寝台列車はサンライズ出雲とサンライズ瀬戸の2本のみになりました。
今回は、仕事終わりの金曜日の夜にサンライズ出雲に乗り込んで旅する週末出雲の旅をシュミレーションしてみます。
東京駅からサンライズ出雲に乗車
出典:Kzaral
サンライズ出雲・瀬戸は東京駅~岡山駅までは連結して14両編成で走り、岡山駅で7両ずつに切り離されて別々の方面へ向かいます。東京駅は22時00分発。仕事を終えて、ゆっくり夕食を済ませてから乗り込めますね。
もしも残業になってしまったら・・・、美味しいお弁当を買って列車の中で食べるのも良いかもしれません。列車内にはテーブル席と椅子が設けられたミニロビーがあるので食事をするのに便利です。
出典:Kzaral
シングルの個室が多いのも魅力です。女性の一人旅にはとても安心ですね。部屋内にベッドと洗面所・デスクがある「シングルデラックス」、ベッドとテーブルがコンパクトにまとめらた「シングル」、ベッドのみを部屋にした格安の「ソロ」の3種類。
ほかに2人用の「サンライズツイン」、上下で2人利用可能な「シングルツイン」、寝台料金がいらない「ノビノビ座席」があります。上段の部屋は窓が天井までカーブを描いているので、寝ころびながら夜空を眺められる楽しさも。
列車内にはシャワールームも完備。シングルデラックスは無料で、他の寝台でもシャワーカード(310円)を購入すればシャワーが利用できます。仕事気分から週末旅へ気分もリフレッシュ。
※サンライズ瀬戸・出雲時刻表
目覚めれば出雲へ到着
出典:Hideichi Nakano
サンライズ出雲と瀬戸を切り離す岡山駅には翌朝6時27分に到着。停車時間は短いので、朝食は列車に乗る前にあらかじめ買って持ち込むのがおすすめです。のんびりと朝食を食べながら伯備線の美しい自然の景色を眺めていると、終点出雲市駅には9時58分に到着します。