ガイドブックに頼らない、札幌出張で足を運びたい名店たち

■呑み助編~札幌の夜に酔いしれたい人はこちら~

「珍味三点セット」と「千歳鶴三種飲み比べセット」本醸造、純米、吟醸と代表的3タイプ

気軽に、北海道の酒と肴が味わえる使い勝手の良さが魅力『立ち飲み処 鶴の蔵』

母体は市内唯一の蔵元という立ち飲み屋だ。創業140年以上の老舗が醸す日本酒を、道民はもちろん出張族にも飾らず楽しんで欲しいと、立地はJR駅近く。

『千歳鶴』は大吟醸から本醸造まで、8種すべてが揃う。さらに看板銘柄『吉翔』のほか、熱処理する前の状態で届く、純米吟醸の生酒『吟風』も用意。これは、一日以上の保存が利かないため、直営店でしか味わえない。

地産地消を考え、肴には道内産の食材も多数。『簾ちか』はキュウリ魚の仲間である、ちかを一夜干しにした散布(チリップ)の特産品で、頭を酒に入れればヒレ酒風に。立ち飲みながら、北海道グルメの、奥の深さを思い知る。

25人は入れる広さの店内

「モヒート」氷で装飾したグラスに皆、驚く

素材にこだわる正統派のバーで札幌の夜景を眺めながら寛ぐ『BAR MADURO』

オーセントホテル小樽のメインバー出身のバーテンダーが育った札幌で文化としてある飲酒の魅力を伝えるべく構えたオーセンティックバー。

飲酒と書いたが、氏が目指すのは「飲むエステ・カクテル」。それは体に良い一杯のことでカクテルに使うハーブや野菜は無農薬のものを厳選。女性でも抵抗なくバーに足を運んでもらおうと、例えば、ブラッディーメアリーもトマトの旨みを強調した味わいに仕立てている。

「美味しさを実感することで、人の気持ちは豊かになります。それを、お酒で表現できたら本望」。この夜も食前酒を飲みに来た女性客がひとり。思いは確実に伝播している。

7階にあり、窓外には夜景も美しく見える

※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。

この記事へのコメント

Pencilコメントする

コメントはまだありません。

おすすめ記事

もどる
すすむ

東京カレンダーショッピング

もどる
すすむ

ロングヒット記事

もどる
すすむ
Appstore logo Googleplay logo