
東京カレ史上最多掲載! 2015肉の総決算がこの一冊に凝縮
天高く馬肥ゆる秋! いよいよグルメのベストシーズンが到来するこの季節、『東京カレンダー』編集部は、年に一度の繁忙期へと突入。史上最悪と言われた締め切りをくぐり抜け、命からがらながら作り上げた最新号の肉特集は、10年に一度の出来(編集長談)!という。編集部内で、編集長と副編とそのしもべたちが、まだ切り立てほやほやの鮮度で肉特集の見所を振り返る。
大槻:にーく、にくにくにく肉の菓子〜。
日紫喜:お、上機嫌じゃないですか。なにか良い事あったんですか(こいつ、くそ忙しいときになに謳ってんだよ)?
大槻:いよいよ明日、肉特集号がでるかとおもうと思わず鼻歌がでちゃって。
日紫喜:今月号の締め切りもしびれましたもんね。印刷所からは史上最悪の進行だ、と言われましたから…。
大槻:そのかいもあって、稀に見る肉まみれな号になったよな。肉のお店だけで102軒の掲載、これ過去最高の店舗数じゃない? ね、船山?
船山:はぁはぁ、あと3キロ……。ダイエット企画で4日後までに痩せないとまずいんです、まずいんです。
大槻・日紫喜:…(こいついよいよいっちゃったか)
船山:はぁはぁ、この肉特集号っていまのぼくからすると禁断書なんですよ。ダイエット終わったら…はぁはぁ…これとこれと、こっちは丸ごといって、それは骨までしゃぶり尽くして……ぐふふふふっ
大槻・日紫喜:…(いっちゃった)。
昌保:見所としては、ビストロとかバルの肉料理を一気に網羅したところじゃないですか?新店から実力店まで腕によりをかけて自慢の肉料理を出してくれましたよ。
大槻:個人的には、ひき肉料理に特化したページが好きだな。ひき肉ごはんや、餃子、今すぐ食べたい皿が並んでいる。
昌保:しかし、肉の写真は絵力がハンパないですよね。へたなグラビアアイドルよりも、肉のほうが断然吸引力が高いです。
大槻:あのLボーンの写真、やばかった。銀座の『吉平』さんに無理を言って塊のまま撮影させていただきました。
しかし、Tボーンは知っていたけど、Lボーンってはじめて聞いたよ。やっぱり相当美味いの?
鮓谷:うふふふ。それが美味しいんですよ。本当にあのー、美味しいですよ。特にあのお店の…うふふふ…ふ…ふ。
大槻・日紫喜:…(負傷兵がふたりも…)
昌保:ボクは食べられなかったですが、(まともなときの)鮓谷に聞いた話ですと、Tボーンよりも格段に美味しい、と。そもそもTボーンって、サーローインとフィレの融点が違う肉を同時に火入れするじゃないすか。相当高い技術が必要らしいですよ。
大槻:だったら、部位ごとじっくりと、最適な火入れをする、Lボーンが理にかなっているということですな。どのステーキハウスの肉も瑞々しくて…作業中よだれがとまらなかったよ。Tボーンの次は、Lボーンが来る!
日紫喜:わたしは焼鳥でダラダラでした。美味しいとされる焼鳥店は、希少部位の処理も完璧。ハツもとをガブリ、ハイボールをぎゅんぎゅん飲むために今日は早退します!では!
大槻:希少部位にありつくにはお店側とも信頼関係を築きたいよね。ま、開店早々にいけば大丈夫でしょうが…って、もう帰るんかい?
日紫喜:キンチャク、さえずり、とっくり、小豆、みさき。聞いた事がない部位はまだまだあります。人生勉強として、本日早退です。
昌保:ぼくはとんかつ。タベアルキストのマッキーさんと、浦風親方がそれぞれ東京のとんかつベスト10をあげてもらったのですが、どれも美味しそうで。ぼくも早退していいですか?
船山:と・と・とんかつ。肉汁がぶしゃーっと。ソースはばしゃばしゃと。あとはオンザライス。よだれがぶしゃー。
大槻:…(炭水化物抜きの影響か、こいつ)。第二特集で取り上げている土鍋ごはんもいいよね。大人数でないとなかなか頼めないけど、あの土鍋で炊き上げる秋の味覚は満腹覚悟でオーダーしたくなる。特にいくらがどっさりのったやつはヤバいよね…って、誰もいないの?
大槻:表紙は缶コーヒーのCMでおなじみのジェラ・マリアーノ。スーパーモデルらしい、しなやかな肢体はみているだけでうっとり(独り言)。今年最後の肉特集、ぜひお近くの書店またはコンビニでお買い求めください〜。
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