2015.10.21
好きなたまご料理は?という問いに対して、東京カレンダー編集部員が自らのとっておきたまご料理をご紹介!色々な形に、色々な食感に変身する、たまごの果てしない可能性が見えてきます。
『キッチン パンチ』のオムライス
編集部員 船山壮太選
雑誌で中目黒特集や洋食特集をやると、必ずと言っていいほどこの『キッチン パンチ』が掲載されている。そこで見る、あのお父さんの底抜けの笑顔が忘れられなかった。はじめて雑誌で見たのは、もう10年以上前な気がする。無論、お父さんは現在も健在で、お店で元気に挨拶をしてくれる。
洋食屋ほど(魅力的なメニューが多く)セレクトに困る場所はないのだが、こちらで頼むのはオムライス一択。好きだから、という以上に、独自の「のっけシステム」によって、洋食屋のあれもこれも食べたい欲求を満たしてくれるから。ハンバーグだって、エビフライだって、クリームコロッケだって乗っけられる。大人様ライスの完成だ。
オムライスの味はあくまでスタンダード。母の味わいってほど、オムライス作ってもらってないけど、本当そんな感じ。好きなトッピングはハンバーグ。まずはケチャップで、その後芳醇なデミグラスソースをかけて食べれば、味の変化も楽しめる。ノスタルジーって言葉の意味は正直よくわからないけど、店を出たあと、やっぱりノスタルジーな気分になり、また来ようと思う。こういう店をいくつ持っているかが、大人の男に深みを与えるのだと、最近つくづく思う。
『豊前房』の絶品かきたまうどん
副編集長 昌保博之選
代官山在住の僕は、週2回は中目黒で食事をとる。いま、いちばんのお気に入りの店は『豊前房』。
ここ、創業18 年目になるうどん屋は、その味に魅せられ10 年以上通う常連客が多くいる人気店。全国から厳選した素材を集めて、例えばうどんにのった昆布ひとつにしてもすごく美味しい。
数あるメニューのなかでもおすすめしたいのが、たまごたっぷりのかきたまうどんだ。
ツルリとしたのど越しが自慢のうどんに、ふんわりたまごと滑らかなあんかけが絡まって、極上の味わいを醸し出す。
少し肌寒い日に食べると、カラダ全体がこれを欲しがっていたような気持ちになり、美味快感に陶酔してしまうほど。そのほかのメニューもすべて安定した旨さだが、ぜひ一度この絶品かきたまうどんを味わってほしい。
『グラマシー テーブル』のトリュフオムライス
編集部員 鮓谷裕美子選
アフロディジアックなものが大好きです。美の神、アフロディーテが語源の言葉です。
それはたとえば赤ワイン、いちじく、牡蠣、カカオ100%のチョコレート。
そのなかでも調味料といってしまいたいアフロディジアック食材ってありますよね。“それ”そのもので“それ”になってしまうやつです。ウニ、ポルチーニ、といった食材って、全ての味を凌駕するじゃないですか。そのなかのひとつ、トリュフは、その香りを思いっきり吸い込んで、トリップしたら、とりあえず赤ワイン飲んで、今日一日終了!おやすみ!となってしまいたい食材です。
そのトリュフを贅沢に、ひとつ使って作ったオムライスがこちら。ジャガイモとトリュフのペーストがごはんと炒められ、たまごでくるんだ後にもパラリ。
ひとくち、口にしただけで、たまごの味とトリュフの香りが滑らかに舌を滑り鼻腔に突き抜けます。
たまご味、って、表現が難しい味のひとつだと思うのですが、その主張のあるたまごがこれまた主張が激しいトリュフに寄り添うんですね。
アフロディジアック、って「催淫効果がある」って意味なのですが、こちらはランチ限定メニュー! 悶絶。そんなところもアフロディジアックでいいんですね。
でも、ディナーにはトリュフオムレツに変わるので、それはそれで食べにいかなくてはいけないとは思っております。
RESTAURANT INFORMATION
キッチン パンチ
住所 | 目黒区上目黒 |
---|
RESTAURANT INFORMATION
豊前房
住所 | 目黒区東山 |
---|
RESTAURANT INFORMATION
グラマシー テーブル
住所 | 中央区銀座 |
---|
おすすめ記事
- FREE
2016.03.15
東京中華トレンド
有名ホテルの7割が御用達の老舗製麺所が手掛ける中華麺が旨すぎる!
- FREE
2015.06.04
明治4年創業の魚店が、月島にもんじゃ焼のお店をオープン!
- FREE
2016.11.23
未体験の焼き鳥へ! 胃線、背肝、手羽先の先の皮,etc.…超希少部位が美味すぎる
2017.06.13
餃子×ビールでデートが本当は嬉しい! お洒落に餃子を楽しめる店4選
- FREE
2015.10.14
ビジネス街の味方!昼に行列の大人気うどん&蕎麦4選
- FREE
2017.03.11
本能を満たす野性的な一杯!タイプ別「男系ラーメン」の名店5選
2016.01.11
小宮山雄飛の“英世”なる食卓
メニューのネーミングが凄すぎるイマドキ病院食が旨すぎる!
2016.09.01
美味い肉汁をすすりたい! 間違いのない激ウマ餃子6選
2015.11.08
編集長オーツキの 磨け、バカ舌! 学べ、オトナの遊び
辣油から見直し! あの担々麺が美味しさに磨きをかけて帰ってくる
2016.04.22
4/22オープン!全国から名店が集結した『ラーメン国技館』が誕生
東京カレンダーショッピング
ロングヒット記事
- FREE
2021.03.28
明日、世界がおわるなら
彼氏じゃない男と迎えた朝。女のスマホに届いた、恐ろしすぎるLINEメッセージの内容とは
- FREE
2021.04.02
マテリアル夫婦
「ここだけの話、妊娠してから夫と…」鬱屈した27歳女が、思わず漏らした本音
- FREE
2021.04.03
男と女の答えあわせ【Q】
「え…なにこれ?」意中の男の家の洗面所で、女が見つけてしまった衝撃的なモノとは
- FREE
2021.04.01
23区のオンナたち
30歳女が“すっぴんマスク”で買い物に行ったら、元カレと鉢合わせ。彼の隣には女がいて…
- FREE
2021.04.11
男と女の答えあわせ【A】
「彼女のテクニック、間違いだらけでウンザリ…」たった2回で男の気持ちが冷めた、女の行為
- FREE
2021.03.13
乗れるものなら、玉の輿
今日は彼女とお泊り…と考えていた32歳男。デートを早々に切り上げ、1人で帰宅したワケ
- FREE
2021.03.17
私たち、出逢わなければよかった
「婚約者を裏切り、他の男に身も心も委ねてしまった…」その後、女を待ち受けていた修羅場とは
- FREE
2021.03.29
男と女の怪談~25歳以下閲覧禁止~
「聞かなかったことにしよう…」偶然知った親友の夫が抱える秘密。女の判断ミスが招いた悲劇とは
- FREE
2021.03.15
ヤドカリ女子
「こんな姿、見せられない…」男の家を泊まり歩く28歳女が、泣き崩れたワケ
2021.04.04
悪い女
「私の部屋で、コーヒーでも飲んでから帰りません?」美女社員に迫られた社長は…