山手線ランチ対決!~東京・新宿・品川・田町・新橋編~

■■■次は、日本の鉄道開業の地「新橋」!■■■>

焼魚定食のなかでも人気の高い銀だらの西京焼き。ご飯や味噌汁はおかわり可。小鉢の内容は3日に1度のペースで変わる

魚好きを魅了するお値打ち定食を堪能『活魚料理 ととや』

新橋

店名の『ととや』が示すとおり、店主の宮崎進氏はもともと新橋で鮮魚店を営んでいたのだという。自分で魚料理を供する店を始めて40数年たつが、いまでも毎朝築地に赴き、自らの目利きによって魚を買い付ける。

そうして仕入れた旬魚を煮魚や刺身、焼魚定食としてランチで供するのだが、その内容の充実ぶりときたら界隈で類を見ないほど。昼定食には魚料理のほかにご飯と味噌汁、小鉢2品と茶碗蒸しがつき、味もボリューム感もまさに勤勉なビジネスマン向け。

塩焼きは鰤に鮭、かますやえぼ鯛、西京焼きは銀だらやさわらなどから選べるが、どれも身が厚く食べ応え十分。毎日と言わないまでも、週に数回訪れる人が多いというのもうなずける。

かま定食。 お椀、漬け物、小鉢付き

挽き肉を使った鶏割烹の親子丼『末げん』の「かま定食」

新橋

親子丼ではなく、こちらの正式な名称は「かま定食」。ご覧の通り、標準的な親子丼とは若干様相が異なっている。が、これこそが、新橋の老舗鶏割烹『末げん』の、お昼の名物丼である。

軍鶏、地養鶏、合鴨の3種類を丁寧に2度挽きし、それを割り下でさっと煮た後、卵でとじる。……と書くと、なんだか事も無げに見えるかもしれないが、ちょっとした火加減で仕上がりが大きく変わるという、さりげなく見えてその実、繊細な品。上品な味付けと半熟の卵とを纏った挽き肉は、とろとろ仕上げ。咀嚼せずとも、滑るように喉を通る優しい食感がなんとも心地よい。

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