彼が言うなら間違いない!松岡修造が伝授する“デキる人”になるための10ケ条

※ブッフェはイメージ画像

郷土料理もレストラン選びも、大切なのは料理に介在している「人」である

「11代目くいしん坊」として出演している『くいしん坊!万才』は47都道府県制覇を達成し、16年目を迎えた。

「各地で味わっているのは、人であり、その土地の文化です。代々受け継がれてきた郷土料理には歴史や背景があります。手間をかけて作られた料理には様々な思いや愛情が込められています。それを感じることが楽しいですね」

レストランを選ぶポイントは
「基本的には人だと思います。ただ美味しいものだけを並べられても人間味はないわけですし。本当にいいお店はいつも味が変わらないですね。
プロフェッショナルとしてのウェイターさんの仕事に興味があります。お客さんを見ただけで、何を求めているのか、何に喜んでくれるのかとか、人の心をいい方向に持っていく力がある。自分自身も身に付けたいと思っている人を読む力です」

食への価値観は、父の影響が大きい


食事を楽しむための発想も修造流を貫く。
「ビュッフェも好きです。時間も取り方も自由であれば、それをうまく使って食事を楽しんだ方がいい。だから、少しずつコースのように料理を取ります。食事中に席を立つことは行儀が悪いのですが、ビュッフェは席を立っていい。気分転換にもなります」(笑)。
著書の中では、食に関する記述も多い。五感を研ぎ澄ませ、料理を感じ、エクレアやラーメンも食べ方ひとつでおいしさが変わるという。

「食べることが好きな父の影響が大きいですね。母は料理が好きで3時間くらいかけて作っていました。子どもの頃から、家族で食事をする時間や雰囲気が好きでした。それは高校時代になっても変わらず、家族との食事は友達の約束を断っても行きました。普通、高校生になると親と食事をする機会は減りますが、僕は逆でしたね」

今後の抱負は...?

「2020東京オリンピック・パラリンピックに向かって走っています。東京オリンピック開催前に僕がやらなければならないことはなんなのかを常に考えています。オリンピックは開催までの過程が大事ですし、様々な形で参加できることが魅力です」。数々のオリンピックを見てきた経験と情熱で2020東京五輪成功へと導いていくことだろう。

188センチメートルの長身でスマートにスーツを着こなす松岡さんは取材を終え、アスリートの礼儀正しさで握手をしてくれた。その手は大きく温かかった。

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