2016.10.05
04.FRANCE
セドリック・リヴォーさんが通う故郷の味はココ!『マリアージュ フレール 銀座本店』
銀座
フランス人作家マルセル・プルーストの長編小説『失われた時を求めて』の一場面。主人公が紅茶に浸したマドレーヌを口にした瞬間、幼少の記憶が蘇る。
「日本に来て間もない頃、このお店を見つけてドアを開けた瞬間、漂う香りでパリに引き戻されました。幼い頃、毎週おばあちゃんと紅茶を飲んだ場所なんです」。リヴォー氏は『マリアージュ フレール』を訪れる度に、冒頭の小説を思い出す。
同店は、1854年創業のフランス流紅茶専門店。「本店のあるマレー地区は古い街並が残る、美しい場所です」。銀座本店2・3階のサロン ド テでは、フランス人シェフによる「ランチ ティー」が評判だ。
料理とデセールすべてに茶葉が使われるのが特徴で、ワインと料理の相性を楽しむように、紅茶とフレンチのマリアージュが楽しめる。「コロニアルスタイルのインテリアもまさにパリ。ガトーもシャリオ コロニアル(デザートワゴン)から選べるの、素敵でしょ」。
時間をかけて味わった後は、1階でいつもの紅茶を購入。世界35カ国500種以上のお茶を揃える『マリアージュ フレール』のシグネチャといえば、フルーツの甘くかわいらしい香りの『マルコ ポーロ』だが、リヴォー氏はひと味違う。通なセレクトはギャルソンも驚くほど。
「朝は『アールグレイ フレンチ ブルー』。ベルガモットの香りとブルーエの青い花びらが美しいこのお茶で、気持ちが目覚めます。夕方のティータイムは、はちみつやスパイス、フルーツのアロマの『プレーン ルヌ』で気分転換」と飲み分けるほどの愛好家だ。
ほかにも、日本では珍しい燻製した茶葉の『ラプサン スーション』は、おばあさまと飲んだ思い出のフレーバー。季節で衣替えするように、シチュエーションや気分で茶葉を替える。これがフランス式紅茶の楽しみ方なのだ。
この記事で紹介したお店
マリアージュ フレール 銀座本店
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