仕事をきっちり施した料理ほど、その価値が高くなるのは当然のこと。それは鮨の世界において特に顕著な傾向といえよう。今年の3月にオープンした『鮨 英(はなぶさ)』は、赤坂にありながら、そんな常識を覆す知る人とぞ知る名店だ。
開きの扉を開ければ檜の清しい香りに包まれる。京壁に網代天井、柱にはこぶしや桜をあしらうなど木をふんだんに用いた店内は数寄屋風の静謐な空間だ。
店主の中島英樹氏はこの道20年の大ベテラン。文化年間から続く江戸前鮨の老舗『美家古鮨本店』でみっちりと伝統の技を習得。この3月に独立を果たし......
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