中目黒『Felicielina』は全席カウンターで使い勝手がよく、超絶美味い

左手にあるのがシェフズテーブルの4席。窓側にずらりと並んだカウンターは全9席

料理は、食材第一、シンプルな調理法でその良さを引き立たせる原田メソッドがもちろん、ベース。

毎日築地に出向いて魚介を仕入れ、野菜は船橋や長野から無農薬野菜を取り寄せるのも、修業時代同様だ。ここからいかに自分たちの色を出すかが、彼の腕の見せ所である。

13席中、4席のシェフズテーブルに座れば、厨房の濱本氏が立ち働く様子をつぶさに見ることが可能。連れと親密な話がしたければ、窓側へ。仲間と盛り上がりたい日は、いっそ貸しきりに。

一見、しっとりとした佇まいの店だが、躍動感あるイタリアンの良さを活かし、店は臨機応変な使い方を受け入れる。

「直接、お客さまの声が聞けて身の引き締まる思い」と、笑顔の濱本氏。原点を忘れず、未来を探る。今夜カウンターに座る、誰かのために。

ガルガネッリ、仔うさぎとジロール茸の煮込み。「一番よい状態で召し上がっていただきたいから」と打ち立てにこだわる

黒トリュフのスフレ風オムレツ。卵、生クリームなどシンプルな材料の良さを活かした品

北海道産しまえびのカルパッチョ。塩気とパッションフルーツの甘みでえびを引き立てる

ごろりとキッチンに置かれたトリュフ。魅惑的な香りが漂う

※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。

この記事へのコメント

Pencilコメントする

コメントはまだありません。

おすすめ記事

もどる
すすむ

東京カレンダーショッピング

もどる
すすむ

ロングヒット記事

もどる
すすむ
Appstore logo Googleplay logo