都心で食べたら倍はする!コスパ最強、雰囲気最高!な下町焼肉6選

都心のラグジュアリーな雰囲気で食す焼肉も美味しいのだが、下町情緒あふれる正統派な古き良き焼肉も趣があって捨てがたい。ちょっと足を延ばして下町ぶらり焼肉の旅へ。そこには魅惑な美味が待っている。

まずは浅草で厳選した焼肉店をご紹介しよう。浅草はよりどりみどりの焼肉タウン。たまには都心部を離れ極上の焼肉にあり着く、そんな日もいいだろう!

分厚いハラミはよく焼きで。わさびをつけて食べるのがおすすめ

人情味も肉汁もあふれる下町焼肉店の星『肉のすずき』

浅草

江戸っ子の気風の良さを地でいく焼肉店である。焼肉店のメッカとして知られる浅草でコアなファンの支持を集める『肉のすずき』。

厚さ2㎝弱の極上の和牛タンや大胆なカットに思わず息を(涎も)呑むハラミなど、名物は数知れず。肉の卸直営店とあって、そのコストパフォーマンスの高さに心がしびれる。

特選和牛ハラミ¥2,450。肉の繊維に内包された旨みがジュワリと口中に広がる

“素材”の素晴らしさは言わずもがなだが、そこに胡坐をかくことなく仕込みにも力を注ぐのが、この店の人気の理由。営業時間よりも仕込みの時間のほうが長いと聞けば、肉のポテンシャルを最大限に引き出すための“企業努力”が推しはかれるというもの。

季節によって配合や内容を変えるという自慢のキムチやナムルはもちろん、つけダレやコチュジャンも材料を吟味して手作りしており、盤石の態勢で焼肉好きを迎える。

そうとあらば、こちらも粗相なきよう真摯に肉と向き合おう。下町ならではの愛があふれる焼肉店は、その気持ちに、かならず応えてくれる。

自家製ナムル盛り¥720 とキムチの盛り合わせ¥1,000。キムチはトマトや山芋などバリエーション豊か。テイクアウトも可能

特選和牛タン¥2,650。大胆なカットが際立つ盛りつけにも注目!

冷蔵室の扉の向こうに魅惑の肉空間が

内観

網の上で堂々存在感を放つ、特上カルビ¥2,800

愛され続ける超弩級のカルビを『本とさや』

浅草

浅草の中でもとりわけ、通好みの名店がひしめく西浅草エリア。浅草ビューホテルから至近の路地裏に店を構えるのが『本とさや』だ。

この地ですでに30年余。いかにも年季の入った店構えを見ただけでも、食欲が湧いてくるというもの。

1階の座敷は、壁一面に店を訪れた有名人やスポーツ選手のサイン色紙が貼られている。地元浅草の星である、レスリング選手・浜口京子さんのものも発見

食するべき部位は、なんといってもカルビ。5種類ある中で、スタッフがとくに推しているのが、特上カルビだ。ほかの皿もボリュームたっぷりなのだが、この特上カルビは立方体状にカットされていて、とりわけ迫力あるビジュアル。サシの入り方も実に美しい。

使い込まれた七輪もまた、下町の焼肉店ならではの風情を感じさせてくれる重要なファクター。炭の煙に燻されながら焼かれた肉は、風味もより味わい深い。ゆえに、厚切りの肉は焦らずじっくり焼き上げられたし。が、どうしても煙が気になるという向きには、2階の無煙ロースター席もアリ。

上ロースグイ¥2,500。追加でネギを注文できる

また、ひと味違ったメニューにもトライしたいならば「上ロースグイ」を。薄切りのロース肉に千切りの白ねぎをのせて焼くこちらは、あっさりとした食後感が楽しめる。

昼から深夜までという営業時間の長さも頼もしく、肉ゴコロが募ったときの駆け込み寺として覚えておくべき一軒だ。

路地裏で、道行く人の目を引くこの外観。斜め向かいには別館もある

内観

極厚のハラミは各面に焼き目をつけつつ中はあくまでジューシーに仕上げたい

ハラミブームの火付け役!?迫力の肉塊は必食『金楽 浅草店』

浅草

今や焼肉店において人気部位ランキングの上位に食い込むハラミ。が、ひと昔前は商品として流通しておらず、食肉業者や焼肉店の関係者がまかないとして食していたことをご存知だろうか。

“焼肉”の書体が個性的で味がありすぎな店の看板

それは、厳密に分類すると横隔膜、つまり内臓の一部に類するためだったのだが、味わい深さにいち早く注目したのが『金楽 浅草店』の先代店主。試しに常連客に供したところ、その味が評判を呼び、やがて名物メニューになったという。

というわけで、近年のブームに先駆けて30年以上前から支持されているハラミは、ほぼサイコロ状で威風堂々の佇まい。網の上で転がしつつ、表面にいい具合に肉汁が滲み出るまで辛抱強く焼く。そして熱々のところを頬張れば……、嗚呼! なんという猛々しさ。

滋味あふれるアワビのおかゆ¥1,500はチェジュ島に伝わる料理だそう。あっさり〆めたいときにぴったり

本能に訴えかけてくるような野性味あふれる味は、近頃流行りの洗練されたスタイルの焼肉店に慣れていると、ガツンと衝撃を受けること請け合い。この迫力こそ焼肉の醍醐味、という思いを新たにするはずだ。

ハラミに限らずタンも同じく厚切り仕様だし、〆のおかゆも大きな丼になみなみと。こうした気風の良さも、下町の名店の心意気か。ここを訪れたならカッコつけは無用。大いに食べ、大いに飲み、欲望に忠実に!

ハラミ¥950は塩とタレが選べるが、まずは塩で、肉そのものの味を楽しむことを推奨。奥のタンは¥1,500

内観

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