2015.08.29
本日は浅草のサンバカーニバル! せっかく浅草まで足を延ばしたなら、老舗和食やガッツリ肉、甘味まで名店ぞろいの美食タウンをとことん楽しもう!
丁寧な仕事が生むサクッとジューシー食感
『とんかつ ゆたか』
シンプル故に奥深いとんかつの基本は、ただ手間を惜しまず、丁寧に作ることだという。
自家製パン粉はサクッと軽く、上質な"やまと豚"は甘くジューシー。綿実油を加えたオリジナルブレンドの揚げ油はこまめに取り替えられ、高温で一気に火を通す。
そんなとんかつは、藻塩で味わうのもおすすめ。ボリューム満点でありながら胃もたれがない、と評判だ。
丁寧な弛まぬ職人の姿勢にから、このようなとんかつが生み出されるのだろう。
カニコロッケ、海老や帆立のフライのほか、焼物などの一品料理も充実。
スペイン版の仔豚の丸焼きをみんなでシェア!『アメッツ』
せっかく浅草に足を延ばしたなら美味しいディナーも楽しんでいってほしい。
なんと仔豚の丸焼きを頂けるのがこちらの『アメッツ』。“コチニージョ・アサード”と呼ばれる、スペイン・セゴビア地方の名物料理だ。
「仔豚の丸焼きは、スペイン人にとっては一番のごちそう。いわば肉食文化の象徴ですよね。専門店も多いですよ」
オーブンから、仔豚を取りだしながらこう語るのは、服部公一シェフ。バスク州のサンセバスチャンではじめて、マドリードやカタルーニャ地方で5年間におよぶ修業の後、帰国。故郷の浅草に2010年に店を構える。
モダンスパニッシュを学びながらも、自らが心惹かれたのは伝統的な郷土料理だった。仔豚の丸焼きにしてもスタイルは極めてオーソドックスだ。
スペインから取り寄せる豚は、生後約28日。これを塩で焼くことおよそ3時間半。イベリコ豚のラードを塗って焼き上げた皮はパリパリ。煎餅のような軽快な歯触りが特徴だ。対して肉はふわっと柔らかい。おすすめはバラ肉。脂とゼラチン質が一体化し、とろけるようなおいしさだ。
華やかなアレンジと日本人好みの味付け
フランス風ロシア料理『ボナフェスタ』
平成元年オープンの『ボナフェスタ』。 フランス風ロシア料理とうたっているのは、家庭的なロシア料理を日本人に合う味付けとフランス料理的な華やかなアレンジを施しているから。
店一番人気のロールキャベツにかかっているのは、ブレンダーにかけてなめらかにしたトマトのソースとサワークリーム。中のお肉は柔らかい食感を出すため、ソテーオニオンとつなぎにごはんを使っている。煮込み時間は8時間。キャベツの下ごしらえから入れると、全工程はなんと4日間!
ウニがゴロゴロ入った「こんがり焼いたウニとタマゴのスープ」もオススメ。
北海道から仕入れてるウニはたっぷり使っても値段は上げたくないので、ウニの値段が高騰すると出せない場合も。なので、来店前に要確認。
ランチでも「ロールキャベツ」も「ウニと卵のスープ」も食べられるコースがあるのが嬉しい。
この記事で紹介したお店
アメッツ
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