美味いネタでワインがグイグイすすむ、蠱惑的な鮨店4選

葡萄の香りが鮨の旨みと融け合い、口中に長い余韻を残す。
鮨にワインという新たなる提案、その魅力を知る鍵は、この5店。

鮨に、ワインに、ゲストに真摯に向き合う
『鮨 おちあい』

店主・落合晋也氏は名店『久兵衛』の出身。2007年に自らの店を開くに当たり銀座の地を選んだのは、店やゲストのレベルが高く、成長できる場であるから。その思いの通り「店でお出しするものを知らないと恥ずかしい」と学び始めたワインでは、ソムリエの資格まで取得。

魚とワインを共に知り尽くしている氏の強みは、カウンター9席のみの店内で遺憾なく発揮される。ワインはグラス売りを増やし、様々な鮨との調和を提案する。ゲストのワインに合わせて正統派から革新的な料理まで、幅広く対応する。

おまかせの一例。凛とした"銀座スタイル"の鮨

鮨に、ワインに、ゲストに真摯に向き合う、若き職人。そのさらなる成長にも、期待は尽きない。

開放的な空間で豊富なネタとワインを堪能
『六緑』

ガラスと流水を配した開放的な内装、重厚な吉野檜一枚板のカウンター。『グランド ハイアット 東京』の一角にあるこの店は、かしこまり過ぎずかつカジュアル過ぎない絶妙な空気でゲストを迎える。その穏やかな空間で、誰もが気負うことなく料理に集中できるのだ。

特筆すべきはネタの豊富さ。白身で常時4~5種、海老だけでも時季により4種ほどを揃え、重層的な美味を奏でるのだ。世界各国から幅広く集められたワインにも抜かりはない。

夜はおまかせ中心。刺身や料理のアレンジも対応

「勝っても負けてもいけない」と、鮨に寄り添い魅力を引き出す逸品をセレクトする。互いに余韻を残す鮨とワイン、その真髄が垣間見える一軒だ。

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