いつかは連れて行かれたい!銀座の必殺上級和食3選

昔テレビで観た、大人が行く店はこういう店だった『和食亭 おかやす』

銀座のメインストリートは火灯し頃より、中央通りからその位置を移す。超高級店なら並木通り、庶民的な店ならばコリドー街へ。『和食亭 おかやす』はその間の数寄屋通りにある。

飲み屋ばかりが集まった小さな飲食ビルの中。知っている人しか寄せ付けない。排他的なロケーションはそれだけで敷居が高い。

けれどもメニューはおでんあり、ポテサラありの大衆派。なぁんだ、それならフツーに行けるじゃん、とはいかないところがやっぱり、銀座のお店でありまして……。

ハイエンドなようでカジュアルで。数寄屋通りという土地の気を吸ってか、その間にある店がココなのだ。

ポテトサラダ。ひじきの煮物にレンコンの胡麻だれ和えという異色の組み合わせも食べれば納得

基本的には紹介制。女将、水野和香さんは長唄や清元といった邦楽の世界と縁が深い。そんなこともあって歌舞伎や日本舞踊など伝統芸能の関係者や花柳界のお姐さん方、財界人の常連が多いという。そんな人たちが好きなものを気楽につつく小料理屋と理解するのが正しい。

さて、このテの店にうまく馴染むにはどうしたらいいのか。まずはお金をきちんと支払うこと。なんて冗談はさておき、意外と普通に飲んだり食べたりするだけでOKらしい。

カウンターに並ぶおばんざいを指さしオーダーするうちに「これも美味しいよ」だなんて、いつの間にか隣の常連さんと会話してしまったり。そんな流れが自然に作られていくのもまた、クローズドな店ならではの空気である。

長崎皿うどん。そのままでももちろんお酢、ソースをかけて味に変化をつけても。かなり大盛り

ちょこちょこっと突き出しが出てきて、季節のお造りだのコロッケだのを好き勝手に頼んで。ビールを熱燗に変えて。透き通った豚骨出汁に具の海老やアサリの旨みが加わった名物「長崎皿うどん」をモリモリ食べて。

他愛もないおしゃべりして過ぎていく時間が、なんともいえず愛おしくなる。そうだ。暖簾をくぐったら着物姿の女将がいて、寡黙で人の良い板さんがいて。まるで昭和のTVドラマに出てくるような小料理屋なのだ、この店は。

突き出し。しらすおろし、バイ貝煮、小松菜と菊花のおひたし、野菜の甘酢漬けが少量ずつ登場

牛肉のたたき。たまり醤油のコクと甘みがいい塩梅の自家製ポン酢添え。赤ワインに合う温製も

大きな鍋にはいつでもおでんがスタンバイ。昆布出汁に白醤油で調味したつゆが染みた具は日本酒のよき友。練りものは魚の質がいい福岡・博多から取り寄せる

前日までに要予約の和牛もつ鍋も侮れない。もつの旨みと良質の脂とキャベツの相性が抜群だ

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