ここで無理なら諦めるしかない!? 口説けるホテルのバー6選

上質な空間を心地よい喧騒が満たし全ての夜が特別な夜に変わる
グランド ハイアット 東京『マデュロ』

ホテルのバーに求めるものは何だろうか。眼下の眺望が与えてくれる浮遊感か、あるいはクローズドな空間がもたらす親密な雰囲気か。気分で、そして共に過ごす相手で、その答えはさまざまだろう。

もし後者を選びたい夜は、ここ『MADURO』を訪れたらいい。長いアプローチの先にある大きな扉の奥には、外の世界とは別の時間がゆったりと流れている。

カウンターを彩るのは温かな光を放つガスランプの炎。ガラスのパーテイションは天井の高さを誇らしげに示し、近付けばその優雅な細工に目を奪われる。フロアの中央はローテーブルの席で統一され、開放感もひとしお。

20時からはジャズの生演奏がスタート。リズミカルな音楽が空間に一体感をもたらす。夜が更けるにつれゲストも増え、賑わいがまた心地よいグルーヴへと変わっていく。

どっしりとしたスツールに身を預け、周囲を見渡すと、あちこちのテーブルにモヒートのグラスが。モヒートは店のシグネチャーカクテルで、ジンジャー、シャンパーニュ、フルーツなどのフレーバーモヒートも揃う。

初めて訪れたのなら、ぜひともこれをオーダーしたい。シャンパーニュやワインも極上の品がずらりと並び、ウイスキーはマニア垂涎の希少な銘柄も揃う。タパスやデザートも種類豊富で、しっかり食事もできるし、ディナーの後にデザートと食後酒、という使い方も。

求めればいかようにも、という懐の深さが、ホテルのバーの最大の魅力だが『MADURO』も高い次元でそのわがままに応えてくれる。

特別な夜に訪れるのもいい。が、ここを訪れたことそのものが、特別な夜として忘れがたく心に刻まれるはずだ。

シャンパン ストロベリーソルベ。ゲストの目の前でシャンパーニュを注ぎ、完成させるオリジナルカクテル

左.ガラスパーテイションの奥は半個室のようなプライベート感 右.リュイナール ブランド ブラン(グラス)。重厚で複雑さのあるリッチな味わい

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