ナポリVSローマ 都内ピザの名店対決10選

あなたはナポリ派?ローマ派?暑い夏こそ、冷えたビールとアツアツのピッツァでパワーチャージ。今東京を賑わすピッツァの名店をドーンと10店ご紹介!

フレッシュトマトの酸味とルコラの食感、バジリコの香り、モッツァレラの燻製であるプロヴォラ・アフミカータの風味が一体となったファンタジア・ナポリターナ¥2,300。すべての食材のバランスが秀逸な1品

『TRATTORIA PIZZERIA IL LUPONE』

今、東京で最も予約が取りにくいピッツェリアのひとつ。代表の井上勇氏の信念は、基本に忠実であること。

「特別なことはしていない」という氏のピザが抜群に美味しいのは、素材選びから生地の熟成、薪窯の温度管理、焼きの技術、塩やオイルのバランスなど、すべてにこだわり抜く職人魂の賜物。

同様の姿勢で仕立てるアラカルトも味わい深い逸品揃い。

マルゲリータ コン 吉田¥2,000。岡山県吉田牧場から取り寄せるブラウンスイス牛のモッツァレラチーズを使用。手で捏ね、天然酵母で発酵させた生地は歯にしがみつくような弾力がありながら軽やかな仕上がり

『ベッラ ナポリ』

店に入ると目に飛び込んでくるのが、色タイルで化粧を施された石窯。

ナポリで主流の対流式石窯を開発した職人の跡取りをわざわざ呼び寄せ、造り上げた本格派だ。モチッと歯触りのよいピッツァも現地の味を再現したもの。

粉や水、湿度などナポリとは異なる条件をクリアするため、研究に研究を重ねた独自のアプローチで極上の1枚を提供する。

マルゲリータ¥1,500。トマト、モッツァレラ、バジルのシンプルかつ絶妙な配分と生地の旨みが引き立てあう。ピッツァメニューはこのほかにマリナーラ¥1,500のみなのは、生地を味わって欲しいという想いの現れ

『聖林館』

看板や店名の記載はない。建物から溢れ出る光と、ゲストの声で活況があらわとなる。

ここ『聖林館』は日本におけるナポリピッツァの先駆者、柿沼進氏の壮大なステージ。自らのピッツァを「作品」という氏の姿勢は、まさにアーティスト。

新鮮さにこだわり国産小麦を使ったその「作品」は、モッチリとした食感で噛み締めるたびに優しく身体に染み入る。

トマト、バジルにニンニクとオレガノを加えたマリナーラ¥1,500。小麦粉、塩、酵母のみで捏ね、杉の木箱で寝かせた生地の美味しさが際立つ。熟練の技を持つ職人の塩使い、オイル使いのバランスが味のポイント

『FREY’S Famous Pizzeria』

厨房でひときわ存在感を放つのは、鉄工職人と日本橋の老舗窯職人に特注した一点物の薪窯。

「味わい深い粉の美味しさを届けたい」と語るオーナー山口昇吾氏の言葉通り、薪窯で焼かれるピザは小麦粉本来の風味が感じられる逸品。

白を基調にしたインテリアもピッツァ3種のみというメニュー構成もいたってシンプル。カジュアルに本格派の味を満喫できる。

トマトソース、バジリコ、モッツァレラのシンプルなピッツァにアンチョビの塩気をプラスした定番のナポリ¥1,000。特別な窯を使い高温で焼き上げるため、約220gというボリュームでありながら軽い食べ応え

『NAPOLIMANIA』

ナポリ出身のジーノ氏とナポリで修業を積んだマリオ氏が「ピッツァをもっと気軽に味わってほしい」との想いを凝縮し、2011年5月青山に誕生。

15種ほど揃うピッツァは、ランチならコーヒー付きで800円、ディナーでも1,000円からと手頃な価格だが、味はナポリ仕込みの本格派。

ガラスケースの中に並び、目で見て選べる惣菜と共に本場の味を楽しめる。

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