鮨のバーゲンセールは、昼にあり。厳選本格鮨8選

本格江戸前で、コスパが高い店となると…ランチしかない。
夜の半分の予算で腹一杯。こんなバーゲン、見逃すな。

ランチコース10カン¥5,250より

銀座の名店に宿る鮨の真髄『鮨かねさか』

香りと食感。『鮨かねさか』の主人・金坂真次氏は、この繊細な感覚を大切にする。

例えば、平目の昆布締め。強く締める鮨屋も多い中、あえて平目ならではの食感を残して昆布の香りをのせる。煮蛤は柔らかくふわりとした食感と香りが失われないよう火加減に常に目を配り、鮮やかな色合いの車海老には芝海老のおぼろを隠す。

なるほど口に含めば、ほろりとシャリがほぐれ江戸前の仕事を施したネタが優しく香り、調和する。決して主張しすぎず、されど余韻がいつまでも残る鮨。ミシュラン2ツ星の実力、まさしく本物である。

商売道具である手を守るため仕事中以外は真夏でも手袋を使用する金坂氏

魯山人の器や室町時代の花器などすべてを本物にこだわる

ランチ¥3,150~。写真は竹にぎり9カン¥5,250より

緩急自在な江戸前鮨の妙味『鮨 青木』

客の方が緊張してしまいそうな銀座の名店。しかし、そんな空気を吹き飛ばすのが店主の青木利勝氏だ。豪放かつ快活な会話と端正な立ち姿。そして握られる鮨は、堂々たる体躯からは想像できないほどの繊細さで客を魅了する。

香りを残しふわりと仕上げた煮蛤、透明感溢れる身の下にうっすら桜色の海老おぼろをしのばせたサヨリ、酸味と甘みが引き立つよう熟成した赤身……。江戸前の伝統を徹底的に貫いた技に脱帽である。

炙って漬けにしたカンパチのたまり醤油漬¥1,000

白木が美しい店内

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