小宮山雄飛の“英世”なる食卓 Vol.9

ランチ激戦区・新橋!魚定食で満腹にするならココ!

curated by
小宮山 雄飛

焼魚定食 さけ ¥1,000。刺身もちゃんと美味いのはさすが

サラリーマンの聖地・新橋の路地裏に潜む『さかな地鶏 舞浜』は、40年前からご主人の叔母が座敷のみの割烹料理を営み、平成10年、居酒屋にリニューアルした魚の名店だ。

グルメな雄飛さんはどんな時にこちらへ?「新橋近辺で思いっきり魚を食べたい気分の時に伺うのが定番です。開店前から行列を覚悟するランチは、千円均一で焼魚か煮魚を選ぶというシンプルさも潔くて好感が持てます。」

さっぱりしたい時は焼魚、こってり味をしっかり食べたい時は煮魚という感じで使い分け、特に焼き上がったばかりのホクホクとした肉厚なさけが一番の好物という。「ふっくらとして身離れもよく、夢中になり箸が止まりません!」

さばの味噌煮も¥1,000。白いご飯がよく進む

煮魚の中では前日から寝かせるさばのみそ煮が大人気。銀だらの煮つけなども、日替りで様々な魚が登場するのが嬉しい。美味しく新鮮な魚を仕入れられる秘密は、ご主人の母の実家が浦安の魚屋だということ。休みの日には親族の船で趣味の釣りに出かけることもあり、魚への情熱も目利きも確かだ。

店を切り盛りする大将・佐藤忠さんと元気な若手スタッフたちで、いつも店内は活気づいている

店先に雑多に積まれる魚運搬用の発泡スチロールは、魚屋さながら。少々武骨だが新鮮な魚を取り扱っている証しでもあり、期待値も上がる。

「メインのボリュームのある魚に驚きますが、サイドメニューも凄いんです。ザクザクと盛り合わされた刺身も豪華なものばかりだし、茶わん蒸し、小皿など盛りだくさんでごはんのおかわりも自由。この辺で千円ランチは高い方ですが、この量なら満足度もコスパも高い。」

とにかくおかずが多いので、ごはんを食べすぎるのが唯一困ることかな、と雄飛さん。魚を堪能できる、満腹必至の名店だ。

■プロフィール
こみやま ゆうひ 1973 年、東京生まれ原宿育ち。ホフディランのVo & Key。ミュージシャン活動に留まらず、空間プローデュースや連載も多数。幼少から培った絶対舌感を持つ、グルメ番長。食の情報番組CS「小宮山雄飛のTHE FOODIES」好評オンエア中。

※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。

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