秘肉は京都にあり!いざ肉食京都への旅 Vol.3

編集部が立ち寄らずにいられない元祖肉割烹、こっそり教えます

生のロースは、甘めに仕上げた自家製の醤油ダレと卵黄にからめると、まろやかな味わいに

安参

ヘルツ、ツンゲ、マーゲン......刺身に始まり、煮込みで〆る

お品書きは、店内に掲げられた提灯。「ヘルツ」は心臓、「ツンゲ」は舌、「マーゲン」は胃を意味するドイツ語だ。

これは、かつて、この店に通う京都大学の医学生たちが、呼び始めたことに由来するとか。料理はいたってシンプルだが、このうえなく旨い。それは、素材のよさに加え、丁寧な仕込みがなせる業なのだ。

例えば、マーゲンの湯引きは、包丁で向こうが透けて見えるほど薄くさばいているので、口当たりが絶品。夏場には、3日間かけて完成させる冷製のテールの煮込みもたまらない。刺身をひと通り食べ終えると、焼き物、煮込みへと進んでいく。淡泊な味わいから濃厚な味付けに進み、ストップするまで提供されるシステムだ。

当然ながら酒も進む。ビールを頼めば、開店以来一筋というサントリーの大瓶が登場。祇園という身構えそうな場所ながら、料理、酒、そして接客、親しみやすい温かさに包まれた貴重な一軒。売り切れるメニューも多いので早めのご来店を。

入り口近くに飾られた提灯にメニューが書かれている。昭和23年創業、現在は3代目が営む

もみじおろしの入ったポン酢で味わうマーゲンの湯引き

テールを煮込んだ冷製は、さっぱりと生姜とともにいただく。予算は1人¥12,000前後。予約は2階の座敷3名からのみ。カウンターは予約不可。来店順に案内される

つるされた瓢箪は、新年がくる度増えていく縁起物

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※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。

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