夜桜帰りのエスコートレストラン Vol.1

代々木公園での夜桜花見帰りに寄りたい近隣レストラン3選

まだまだ肌寒い日もありますが、日中は暖かい日もみられる今日この頃、春の訪れが待ち遠しいですね。

春といえばお花見。東京の今年の桜は、平年並みで3月21日と開花予想され、満開は4月1日頃で最も見頃だとか。もう1か月をきっている、つまりそろそろお花見デートに向けて計画を立てる時期でもあります。

ということで、今回は桜の名所の一つである代々木公園周辺の厳選レストランをご紹介。夜桜デートの帰り道、人混みでごった返す公園を抜け、スマートにエスコートすれば、恋の桜も咲くかもしれません。

夜桜

築地宮川鶏手羽先のポルトワイン煮込み。かすかに八角の風味を感じるひと皿。季節などによりメニューは異なる。写真は一例

予約必須の愉快なポルトガル料理『Cristiano's』

代々木公園から徒歩1分

ポルトガル料理というと、あまりピンとこないかもしれないが、海洋国家であるポルトガルは、魚を使った料理を好んで食べる。野菜や魚を使った料理が多いので、意外とヘルシーなのも嬉しい。

代表的なのは、バカリャウという鱈の塩漬けの干物を用いた品々だが、ここ『Cristiano's(クリスチアノ)』では、そんな本場の味を、多彩なメニューで楽しむことができるのだ。

90種近く揃うというポルトガルワインも面白い。夜桜で冷えた体に、ヴィーニョ・ヴェルデと呼ばれる微発泡ワインを一杯。温かく愉快な夜になることうけあいです。

代々木公園目の前。緑あふれる立地に佇む郷土イタリアンの名店。

入手困難な食材が光る郷土イタリアン『Ostu』

代々木公園から徒歩2分

代々木公園が目の前にあり、多くの緑に囲まれている『Ostu』は知る人ぞ知る郷土イタリアンの名店。昼間にはやわらかな自然光が差し込む。その心地よい空間でいただけるのは、イタリア北部の郷土料理の数々。

味の要となる鶏のとさかや豚の睾丸は、日本では入手困難な食材。一度はメニューから外すことも考えたが、自身が目標とするピエモンテ料理にはどうしても必要だった。苦労を重ねながら安定供給先を見つけ、今ではイタリア人をも感嘆させる看板メニューに。

鶏のトサカを使ったスペシャリテ『フィナンツェーラ』は特に思い入れのある料理で「現地でもほとんど見かけない、正真正銘の宮廷料理なのですが、これをメニューに掲げることにこそ意味がある」とのこと。

桜帰り日本の風情を感じた後に、イタリアの風を感じるのも一興だろう。

肉の魔術師がいるカジュアルフレンチ『Anis』

代々木公園から徒歩15分

2013年8月に開業した『Anis』は、ガラス張りの明るい店内と、フレンチでは珍しいオープンキッチンが印象的。代々木公園からは少し歩くものの、屋台でつまんでしまった腹ごなしするには適切な距離だろう。

オーナーシェフの清水将氏は、パリの三ッ星シェフにして“肉の魔術師”と呼ばれるアラン・パッサールに師事したのち、銀座の『ラールエラマニエール』で料理長を務めた実力者。

真骨頂は師匠仕込みの肉料理にある。シャラン鴨や岩中豚、国産黒毛和牛など、世界各地のブランド食材を用い、塊肉のまま低温でじっくりと火を通す。そうすることで旨味が閉じ込められ、肉本来の味が際立つのだ。

全体的に、カジュアルな雰囲気ながらも本格的なレストラン・フレンチを楽しめる居心地の良いお店。ぜひ予約をして、夜桜の余韻を楽しみながら食事をいただきたい。


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