編集・鮓谷の東京“コスパ”カレンダー Vol.1

火照るホテル『アマン東京』を
コスパよく利用する術(前編)

ホテルステイは、極楽ジュアリーの代名詞。特に“プライス以上の価値がある”と思わせてくれる
『アマン東京』を、いかにそれ以上コスパよく堪能するか、リポートします!

curated by
鮓谷 裕美子

編集部の鮓谷(すしたに)です。世界にひとつだけの名字だと亡き祖母がいつも言っていましたが、魚が旨いほうの“鮨”ではなく、魚をお酢で〆るほうの“鮓”なので、ひとつ、お願いします(矜持)。

さて今回は満を持してオープンした『アマン東京』について語りたいと思います。

豪奢なエントランス、広々とした客室などの情報はググればすぐでるので、ここでは割愛。『アマン東京』のコスパ抜群の楽しみ方、そして隠れミッキー級のさりげないこだわりをリポートします。

『アマン東京』じゃなくて『我慢東京』だよ、なんて軽口も叩きたくなるほど焦らされに焦らされようやくのオープンなので、わたくし、お伺いするときに一旦帰宅して沐浴しましたからね。

まず私のハートを打ち抜いたのは、都内最長の30mプール。都内最長級と言われたプールでも22m強でしたが、こちらはそれよりも長く、広く、しかもじっとしててもじんわりと汗がにじむスティーミーホットな温度設定で、まるで常夏のリゾートにいる気分が味わえます。

ホテルのプールって、ラグジュアリーの代名詞だと思うのですが、これこそ極楽ジュアリー!

あまりにも忙しいと子宮に戻りたくなったりしますが、やはりなにも考えずにぼーっと水の中に浮かぶ、という行為は太古の昔より備わるセルフケアだと思うのです。人間に進化し東京砂漠で生きる今こそ、必要なものなんですね。

そしてプールに隣接するのが、前評判が絶大な『アマン・スパ』。随所に『アマン東京』のこだわりが詰まった、2フロア。

トリートメントスイートは8室あり、入った瞬間にグンとくるなにやら得体のしれないパワーの源は、部屋に敷かれている、皇居から特別に取り寄せた石(!)。こちら、『アマン・ウェルネス・プログラム』と呼ばれる、コンサルテーションを通じてひとりひとりにその人独自のトリートメントが構築されるケアが人気。

90分のスパトリートメントがつき、風呂、スチームルーム、ジム、プールなど使い放題、そして館内のレストランでマクロビランチがついて75,000円。

と……、ここでわたくしのコスパ魂(貧乏人根性)がムクムクと頭をもたげます。

『アマン東京』のオープニング特別価格(~5月31日まで)として、一番安いデラックスルーム(それでも71㎡)は一泊75,000円、しかもジムもプールもスチームルームもお風呂も使い放題! なわけです。

これは“スパ&マクロビランチ”をとるか、宿泊を取るか、意見が分かれるところですが、宿泊すればチェックインの15時からチェックアウトの12時まで、最大21時間堪能できるわけです。

確かに75,000円、高いですよね。特にわたし、1万円以上のものについて、そうそう財布の紐は緩めません。そんな私からみても、単純計算で3,571円/per hourでアマンを存分に楽しめるというのは、なかなかコスパが高い選択なんじゃないでしょうか。

次回はアフロディジアックな『アマン東京』の食、そして床ドンされたくなる客室の紹介をします。

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