一生忘れない一日に!都内ホテル・7つの特別席

「エクスリブリス」席は6ブース。飾られたアートもジョンモーフォード氏の監修によるもので、各席異なるものが配されている

パーク ハイアット 東京『ジランドール』

都庁前

タイムレスな魅力を追求し、ジョン モーフォード氏がデザインしたこちらのホテルは、本とアートが重要なエレメント。フロントに至るライブラリーには2000冊の本が並び、この『ジランドール』には144枚のモノクロームのフォトコラージュも。

さらにこのひそやかな2名席にはエクスリブリス(蔵書票)をモチーフにしたアートが飾られ、洗練された中にも心安らぐ空間が演出されている。

パスタなどのアラカルトから、本格的なフレンチのコース料理まで幅広く楽しめる同店。「エクスリブリス席で」とデートに予約をするカップルや接待など、多彩なシーンで使われている。2014年に創業20周年を迎えるこちらのホテルのこの席で、意中の人との距離を縮めてみたい。

ウェスティンホテル東京『日本料理 舞』

恵比寿

人間国宝・井上萬二作の真っ白い有田焼の器に、絵画のように盛り付けられたお造り。雪に見立てた立体的な大根と椿が、奥ゆかしく冬を意識させる。美しい器からインスピレーションを得て、互いに引き立て合う料理を置く画竜点睛の仕事は、料理長の十八番。

「次はどんな料理?」という客の期待感を大切に、型にとらわれず、ときにカジュアルに楽しませるコースは、趣向に富んでいて、とても美味。

控えめながら豪奢な料理から視線を上げれば、窓の外には落ち着いた日本庭園。真っ直ぐな青竹、波紋が整えられた砂利の上は吹き抜けで、雨の日はしっとりと湿り気を帯び優雅さを増す。ここは時間と空間を大事にする大人たちの、とっておきの席だ。

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