男と女は全く別の生き物だ。それゆえに、スレ違いは生まれるもの。
出会い、デート、交際、そして夫婦に至るまで…この世に男と女がいる限り、スレ違いはいつだって起こりうるのだ。
—あの時、彼(彼女)は何を思っていたの…?
誰にも聞けなかった謎を、紐解いていこう。
さて、今週の質問【Q】は?
▶前回:「結婚は考えられない」と言っていた彼氏から、プロポーズをされた女。勝因は?
亜子との初デートが終わり、僕たちは店の外へ出た。真冬の寒さはだいぶ和らぎ、少しだけ春の足音が感じられる夜だった。
「宏樹さん、ごちそうさまでした」
実際に会うのは初めてだったけれど、亜子とはすごく気が合う。この先、良い感じで進みそうな気がしていた。
「すっごく楽しかったです。またすぐに会いましょうね」
「そうですね。ただ、3月は仕事が忙しいので…。4月とか?」
「わかりました、じゃあ4月になったらすぐに」
「そうですね。じゃあ私はここで」
そう言って、ひらひらと手を振ってタクシーに乗り込んで行った亜子。その様子を見ながら、僕も笑顔で手を振り返す。
― あぁ、楽しかったな。
そう思っていた。でも残念ながら楽しかったのは僕だけだったようで…。結局この後、亜子とは一度も、再会することなく終わってしまった。






この記事へのコメント
でも金曜なら、前日に食べたいものや場所希望を聞くのではなくもっと事前に予約した方がいい気がするよ。 まぁ亜子の言い分は声がデカい&アプリで知り合った事を周囲の客に知られたくないとかその程度だろうけど。 でもまだ彼の事良く知らないし一瞬恥ずかしいにしてもそれだけで切るのはもったいない。もっと内面的な魅力があるかもしれないのに。