肩肘はらない、気軽なごはん Vol.2

ランチの二強、麺&カレー Part2

スパイシーな香りが食欲を刺激する芳醇カレーに、スープと一体となって至福を届ける麺。
一度頭に浮かんじゃったら、ランチはやっぱりこの二択。

二色 釜揚げ つゆは温と鴨の2種。細打ちのざるに対し、少し太めの麺。最後の蕎麦湯も美味。¥1,155

ギンザウドン サスガ リン

銀座うどん 流石 琳

蕎麦店『流石』店主は関西出身。何か新しいことをと考えた際、閃いたのが幼い頃から日常的に親しんできたうどんだった。冷たいざるもあるが釜揚げは蕎麦湯に浸って登場。適度にコシがあって、しなやかな喉越しは毎日でも食べたくなる優しさで、食べ進めるうちにどんどん身体が欲していく。これは、うどんならではの安心感だ。

汁あり担担麺 四川朝天辣椒をベースに作る辣油や、香り豊かな四川花椒が複雑な辛さと風味を醸す。¥800

ユンリンボウ

雲林坊

神田『雲林』で評判の担担麺と麻婆豆腐をカジュアルに供すべく開店した専門店だ。汁なしも旨いが、まずは本家同様の汁ありを。ベースのスープは老鶏と干し貝柱を煮出したもので、辣油も豆板醤も本家と全く同じ。辛さに深みまで感じる味で、全粒粉入りの麺の口当たりも心地良い。本物が気軽に食べられる幸せを実感する。

じゃじゃ麺 中盛 辛さ控えめで胡麻が香る辣油で好みの味にしても。¥700。チータンタンスープ¥80もぜひ

ジャジャオイケン

じゃじゃ おいけん

盛岡の郷土料理、じゃじゃ麺が東京で現在の隆盛を築けたのはこの店があったから。店主は盛岡の出身。愛して止まないソウルフードが東京にないことを寂しく思い、この店を開いた。あれから8年。特注の平打ち麺も、黒胡麻が効いた肉味噌も不変で、よく混ぜて食べれば古くからこの味に親しんできた盛岡市民への羨望が心を過る。

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