ここ数年、目覚ましい進化を遂げ続ける街・渋谷。
プレイスポットはもちろんグルメの観点でも、新旧を問わず個性的な店がひしめきあい東京のトレンドを作り出している。
そんな渋谷で今、密かに噂になっているカフェ&バー『Aporia』という店をご存知だろうか?
一体どんなところが注目を集めているのか? 数多のレストランを渡り歩いてきた東カレ編集部が取材に訪れてみた。
渋谷の喧騒の中、ホッと一息つけるような穏やかな空気が漂う
訪れたのはとある日のカフェタイム。
平日であるにもかかわらず店内はカウンターもテーブルもほぼ満席。
かといってせわしない雰囲気はなく、時間がゆっくり過ぎていくような穏やかな空気が漂っている。
スタッフのひとりが教えてくれた。
「カフェ営業については、20~30代の女性の方が最も多いのですが、男性のお客様にもよくご来店いただいています。ご友人や職場の方といらしてくださる方ももちろんいらっしゃいますが、比較的、おひとりでゆっくり過ごされる方が多いように感じます。
バー営業のほうは、学生の方から人生経験豊富な経営者の方まで、年齢性別問わずさまざまな方がお越しくださいます」
言葉通り、さまざまな年代の方が店での時間をゆったりと楽しんでいる。どこも混雑する渋谷の中で、ここ『Aporia』はオアシスのような役割を果たしているようだ。
カフェタイムの名物メニューは、月替わりのプレート。
「カフェのランチでご提供しているカフェプレートが定番です。プレートの内容は毎月変わるのでそれを楽しみにお越しくださる方も多くいらっしゃいます。今月11月は、旬のれんこんを入れたポークジンジャーがメインのプレートです。また、バータイムのみでご提供しているレーズンバターも隠れた人気メニューとなっております」
このランチプレートを求めて、月ごとに訪れる常連も多いとか。確かに優しい味付けで毎日でも食べられそう。
さらに嬉しいのが、カフェタイムでもドリンクのメニューが充実していること。
初めてきた方にオススメのドリンクを聞くと、「コーヒーはもちろんですが」と前置きをしつつ、答えてくれたのはキッチンスタッフの城瀬由鶴さん。
「見た目も華やかなスプモーニは、爽やかな味わいで度数もそこまで高くなく、お酒初心者の方からどなたでもお楽しみいただきやすいかもしれません。またカクテルだけでなく、日本酒好きなスタッフがいるため、日本酒にも力をいれております。ノンアルコールでいうとオリジナルのモクテルのリクエストをいつでも承っておりまして、お客様のお好みや気分に合わせてお作りしますので、ぜひお声かけください」
しかし、どうしてもドリンクよりも気になってしまうのは──店内中どこを見渡しても、スタッフの皆様がとても魅力的であること。
思わずそのまま伝えると、城瀬さんは微笑みを浮かべる。
続けて話を聞くと、どうやら今夜、『Aporia』にスタッフたちが集うという。そこで、我々は再度、夜のバータイムに潜入することを決意!






